岩手県滝沢村 takizawa village

2014年1月こころひとつにめざそう市制

『人口日本一の村』から笑顔と絆で『住民自治日本一の市』へ

 

 

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平成19年第2回定例会会議録(6月20日)

平成19年6月20日第2回滝沢村議会定例会が滝沢村役場に招集された。

◎開議の宣告

〇議長(角掛邦彦君)ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
(午前10時00分)

◎一般質問

〇議長(角掛邦彦君)これより本日の議事日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
本日は4名について行います。

2番桜井博義君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)議席番号2番の日本共産党の桜井博義でございます。2点について通告していましたので、質問いたします。
最初に、巣子駅に通ずる巣子駅線、この問題についてお聞きしたいと思います。昨年の3月開業から1年3カ月経過したわけでございます。乗降者はわずかにふえているということですけれども、それにしても計画よりはるかに下回っております。問題に、巣子駅線の開通のめどがいまだに立っていないと、こういうことも言われております。既に17年1月から用地交渉に入っているわけでございますので、現在に至るまで2年半に及ぶ交渉が暗礁に乗り上げていると、こういうことでございます。どのような壁にぶつかっているのか、村の進め方に対して落ち度はなかったのか、責任もどこにあるのかというきちんとした再認識をする必要があると思い、お聞きするわけでございます。
一方で、話し合いの進展は望めないとして、既に土地収用の手続と準備作業を進めているようでございますが、地権者の同意はどの程度まで得られているのかという問題です。巣子駅は、請願駅ということで再三申されてきたわけでございます。したがって、地域住民の要望を取り入れ、ともに進めてこられたことは何度も聞かされてまいりました。駅は村と住民が一体となってIGR、県、国へ働きかけ、完成に至ったものと受けとめております。であるならば、地域住民はこぞって早期に事業完成に向け協力し、利用もなされるはずでございます。このような状態で、村の受けとめ方、また地域の皆さんとの考え方の双方に認識のずれもあったことが今日のような結果的に処されたことと思います。私は、昨年6月議会でもこの問題で指摘いたしました。お互いに突っぱね合っていても何も解決しませんと、実際あれから1年経過しても、ご存じのように進展に至らないわけでございます。双方のお互いの認識のずれが問題解決を引き延ばしているのではないかと考えるわけです。村長は、就任以来この問題に誠意を持って交渉に当たると抽象的な表現でしたが、私たちには意欲も感じられ、しかも前村長のときには、私も聞いたことでは一度しか地権者とお会いになりませんでしたが、今度なられた村長はあいさつも含めて4回ほど話し合いをされたと聞いております。そういった新しい雰囲気の中、村民の多くは村長に大きな期待を寄せていたものでございます。しかし、この間何も新しい動きもなかったのか、糸口も見えてこないままに地権者の同意も得られず、今回強硬な態度で土地収用の調査に進んでおります。
そこで、今述べましたように、村長は誠意を持って交渉に当たったことと思っておりますが、これまでの以前の交渉とはどのように変わってきたのか伺います。
また、このような交渉が難航していることについて、村長はどのように考え、現時点での原因はどう分析されているのかお聞きします。
三つ目には、利用者の低調に巣子駅線の未開通を挙げられておりますが、私はこれだけではないと思います。住民には多大な心配をかけながら、どう釈明してもマイナス状況には変わりはないわけですから、このことに対しての村の責任はどのように考えているのか伺います。
二つ目の項目に入ります。子育て支援についてでございます。この問題については、広範囲に及ぶわけですが、私は今回は小さな子供さんを抱えている方への少しでも負担軽減につながる第一歩にと願いながら、乳幼児医療制度の問題、それと保育料の軽減について伺います。やはり今抱えている少子化傾向、これをストップさせ、子育て環境の充実に結びつけなければならないと、そういう立場で質問いたします。少子化については、すべての皆さんが共通認識として受けとめているものの、子供を育てやすい社会環境の整備、それぞれ日々努力されているところですが、なかなか成果にあらわれない状態だと思います。私だけではないと思いますが、よく耳にする表現に子供は宝と言われています。この宝を欲しくないと思う方は、やはりこの世にいないと思います。では、なぜこれほど皆さん欲しいこの宝を得ようとしないのはどうしてなのかと問いただすまでもなく、皆さんもおわかりのことと思います。今の社会状況に目を向けますと、雇用、低賃金、長時間労働、年金、介護保険、消費税等々、本当に将来に不安をあおるものばかりが目の前に立ちはだかっております。このような状態で子供を産み育てる環境を奪い、少子化を後押ししているのが実態ではないかと思います。やはりこのようなさまざまな現実を一つ一つ直視しながら、できることから環境を整え、子供が欲しいと、この気持ちに手を差し伸べることができる、やはり行政として唯一の仕事ではないかと思います。今私たちのさまざまな要求に対して、最初に口にするのは財源がないという返事が返ってきます。地方自治法には、住民福祉の向上に視点を置くと書いております。本村でも年130億円の予算が組まれているわけですが、この財源を何を優先に振り向けるか、ここに着目しなければならないと思います。子供を安心して産み育てること、できるだけ長く健康で生きられること、老後の不安をなくすこと、これが第一の基本ではないでしょうか。ぜいたくを言わなければ、子育ても老後も余り心配がないという、そういったことが見通せれば、結果的には財布のひもも緩み、消費もふえ、景気につながると思います。しかし、現実は医療も、子育てでも、老後でも、心配ばかりとなれば、消費は冷え込み、少子化も明るい見通しもないと思います。
このような点を踏まえ、実は3月定例会にも武田猛見議員も取り上げましたが、まず所得制限をなくし、やはり乳幼児医療費の就学前までの無料化、切実な問題として実施すべきではと考えますが、どうでしょうか。
もう一つの柱は、保育料の問題です。私たちは、これまでも高い保育料軽減に対しての財政支援を求めてまいりました。共働きの夫婦がふえる今、保育施設の充実と高い保育料、これも引き下げることは切実に求められていると思います。特に今子育ての負担、やはり2人目、3人目、これを軽減しなかったら子供はふえてきません。日本の将来に多大な影響を及ぼすことも明らかであり、しっかりと必要な分野に予算を配分すべきと考えます。私たちのところに寄せられた声を二、三紹介します。ある30代の主婦は、ゼロ歳の子供の保育料、月に5万円払っておる。2人目が欲しいと思うが、さらに数万円の保育料はとても払えない。また、ある方は少子化対策と言いながら、子供の医療費の補助が減額になりました。減額しながら子育て支援に取り組むという村に疑問を感じますと。またさらに、3人以上産みたい、でも産めないということはやはり経済的理由ですと、このような声が実際寄せられているわけでございます。不安定な生活の中で、子育ての見通しも持てない若い親たちを励まし、子供を産み育てて頑張るという、そういう気持ちにこたえるべきではありませんか。すべてを対象に、第2子半額、第3子無料にすべきと考えておりますが、ぜひ実現に向けて答弁をお願いいたします。
これで最初の質問とします。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)桜井博義議員のご質問にお答えいたします。
初めに、巣子駅線の対応についてのご質問にお答えいたします。1点目の誠意を持って交渉に当たるということについてでありますが、担当職員はもとより私も直接出向いたり、役場でお会いするなど、地権者の方とはこれまでも誠意を持って交渉してまいりました。現在も任意での用地取得が望ましいと考えており、今後も引き続き誠意を持って交渉し、円満に解決したいと強く望んでおります。しかしながら、平成18年3月18日に巣子駅が開業して以来1年以上が経過していること、また地域住民や巣子駅を利用されている皆さんからも巣子駅線を早期に開通してほしい旨の要望もたくさんいただいているところであります。このようなことから、中立公正な第三者機関である岩手県土地収用委員会に判断をゆだねることも一つの解決方法と考えており、事務手続の準備を進めております。
2点目の用地交渉が現在に至るまで難航している原因の分析についてでありますが、地権者の方からは交渉過程の中で巣子駅地区まちづくり事業全体の中での事前調査、説明などが不足していたとのお話がありました。しかし、巣子駅線の事業そのものについては反対ではなく、あくまでも補償に対する考え方に隔たりが大きいことが主な原因と認識しております。地権者の方には、今後とも誠意を持って交渉し、ご理解をいただきたいと考えております。
3点目の駅利用者の低調な要因についての村の責任についてでありますが、巣子駅の1日当たりの平均乗降客数は、本年4月の時点で853人となっており、昨年4月に比べて184人増加しております。これは、駐車場及び駐輪場の供用開始、鉄道とバスの共通企画乗車券の発売など、村と事業者が一体となって巣子駅の利便確保や利用促進に努めてきたことのほか、地域の鉄道の利便性に対する認識が次第に広まってきたことなどが徐々に利用者の増加に結びついてきているものと考えております。そして、今後は一日も早い時期に道路を開通させ、利用者の利便性を図ることが村の責務であると考えております。
次に、子育て支援についてのご質問にお答えいたします。初めに、乳幼児医療費無料化についてでありますが、現在は県基準により給付事業を実施いたしているところであります。仮に無料化を実施するとなった場合、大まかではありますが、新たに一般財源が年間8,800万円程度必要ではないかと試算しているところであります。ご質問の趣旨につきましては理解しておりますが、現在の財政状況等から見ましても、現時点での実施は非常に難しいものと考えております。
次に、保育料の第2子、第3子の無料化についてでありますが、現在の村の保育料につきましては、3月定例会の一般質問でもご答弁申し上げましたように、平成16年4月1日に改正し、今年度は定率減税の廃止に伴う国の保育所徴収金基準額の改正に合わせてスライドさせております。基本的には、これまでと同額の所得であった場合、同じ階層区分の保育料となるようにいたしております。保育料の軽減について、第2子、第3子すべての無料化につきましては、国の保育所徴収金基準額に比べまして、現行の保育料の水準との差額約1億円余りは村の負担となることから、さらなる軽減措置の拡大は困難であると考えております。
次に、税源移譲、定率減税廃止に伴う子育て中の負担軽減についてでありますが、子育て中の負担軽減は重要な課題の一つであり、少子高齢化が進む中で子供とお年寄りへの視点、特にもこれからの社会を担う子供たちをはぐくむことは、未来に希望ある地域社会を目指していく上で重要な政策課題であると考えております。確かに今年度より税源移譲、定率減税廃止に伴い、村の税収が増加する部分もありますが、一方で地方交付税を初めとする重要な財源が削減されており、地方財政の厳しさに変わりはありません。また、同じ子育て事業等につきましても国の諸制度との整合、特にも他の義務的経費とのバランスを図ることが重要であり、村財政全体の均衡、事業の優先度などを勘案しながら、それぞれ個々に選択と集中を判断すべきものと考えております。今後の予算の編成、事業の推進に当たりましては、これらの点を十分に勘案し、子育て世代への視点を忘れることなく、効率的な執行に努めてまいりたいと考えております。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)再質問をさせていただきます。
ただいまの答弁伺いまして、非常にさらっとして流してしまわれたなと、そういう印象がするわけでございますが、本当にきちんとした本音で語り合いたいなと思います。私は、もう本音で質問するつもりでございますので、そういうつもりでよろしくお願いします。
村長は、就任7カ月過ぎたわけでございますが、この答弁から見ましても、何も目新しいことが見当たりません。誠意を持って交渉したと、そういう結果がやっぱり土地収用法の方で進むと、そういうふうに判断してよろしいのか。もう話し合いを投げ出したのかな、その辺のところを伺います。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)私は就任以来、この件に関しまして年末に就任のごあいさつということで行きましたし、年が明けて新年のごあいさつということで行きました。その新年のときに、今後の交渉についてお願いしたいということで、1月16日に、そのときには職員を伴って行っておりました。そのときに、代替地の問題あるいは金額の提示などもいたしておりました。その後、3月1日に地権者側の方が代理人も含めて会いたいということで、そのときは私個人といいますか、1人でお伺いしておりました。そういう中で、いろいろさまざま話し合いをしておりましたし、またその後5月10日、村役場において、そこで担当課含めて村側7人で対応いたしました。それらすべて私とすれば誠意を持って応じているわけでありまして、特にも3月1日の時点では、私が1人で行ったときに土地収用法のことについて、村としてそちらの方に判断をゆだねることも行いたいということで、第三者委員会として裁定なり調定なりということが出た場合には、それには応じたいと思っているということから、収用委員会に出したいということで、その点についてもご理解はいただいたと思っておりました。
また、そちらに手続を今しているわけですが、手続をしているからといって、用地交渉について拒むとか、そちらにもう丸投げしたということではなくて、随時行っておりますし、私とすれば誠心誠意そのことについてはこたえていきたいというふうに思っていました。ただ、他の地権者、もう既に協力をいただいている方々もあります。その方々のことも考えれば、やはり村としてできること、できないことというのがあります。また、その交渉過程の中身についても、これはプライバシーにも関係してくることですし、公の場で私が発言することは問題が生じてしまうということから、詳しくは話はできませんけれども、私としては誠心誠意心を込めて対応しているというふうに思っておりました。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)誠心誠意対応しているというのが、実はそれは当事者というか、そういう方々に全く伝わっていないわけです。そして、答弁にもありますように、村側の落ち度というか、反省点というか、そういったことが全く表現に見当たらないと、やっぱりそういうことだと思います。私ももちろん今回質問に当たり、初めてですけれども、複数の地権者にも会っていろいろ話を伺ってきました。本当にすごく村の態度にやはりもう激怒していると、それが強い印象でございました。個々の問題というか、個人的な問題は詳細には言えませんけれども、さまざまな形で若干伺ったことを申し上げますと、村には協力してきたと。そして、協力すればするほど次から次へとさまざまな要求も出し、態度も高圧的になって、なかなかこちらの要求がだんだん聞き入れられない、そういう状況。それから、何度も押しかけられて、やはりパニック状態、もう精神的に参ってしまうと。そして、もう死ぬことも考えるようになったと、そういうことまで言っている方もいるわけです。これでは、本当の正常な交渉というか、そういうものにはならないのではないかなと、ますます溝が深くなっていくばかりだと強く感じたわけでございます。したがって、何回も言うように、誠意を持って交渉が相手に全く伝わっていないと。この答弁書を見ても、私はそのことが強く感じられる。この答弁書に、例えばどこに誠意を持って交渉した表現があるのかといいますと、全然見当たらないわけでございます。こういう点で、本当にどの程度相手の立場に立っているのか、そういう点と、この答弁書のどこに誠意らしき表現があるのか伺います。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)交渉の中身については、お話しすることはできません。ただ、私が直接これまでに5回ほど地権者と話し合いを持っておりましたし、その中で村のできること、そしてこれからのこと等を誠心誠意ご説明をいたしております。そういう中で、地権者に判断していただかなければならないわけですが、その私どもの対応について誠意が見られないということは、先ほど話ししたとおり補償に対する考え方の隔たりが大きいと。結局そこで誠意を示せと言われても、他の地権者あるいは今後の用地の事業についても影響を与えることになりかねない。そういうことからすると、どうしても村としてできることというのは、もう限られております。そういうことで、気持ちの上では私は何度でもお会いしてもいいわけで、村として話しすることであれば、幾らでもお話しします。ただ、できること、できないことがありますよということなわけで、その部分をとって誠意が見られないとすれば、それは残念なことだなと思います。
また、私が就任してからの村の職員対応を見ていますし、またともに行ったりもしていまして、そこで高圧的な態度だとか、そういったことは私は見受けておりません。そういったことから、私は職員にも申していましたし、やっぱり相手に対しては真心を持って接するようにという話はしておりました。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)この答弁書の表現に、これ以上やっぱり詳細にはなかなか個人的なことまでは載せられないと、そういうことで、私が聞いているのは村側の態度、例えば相手に対してもう少しこうすればよかったのかなとか、あるいはこういうやり方で進めればよかったのかなとか、何かそういう反省するところ、そこのところが聞きたかったのですけれども、答えないのかなと思います。
そこで、やはりそういうことを踏まえて、私も議員になって初めて役所の中を体験することが多くなったわけですが、やっぱりその中でこの駅の問題、本当に世間でもマスコミなんかでもよく言うのですけれども、やはり一度動き出したらもうとまらないのです。世間はよく言っていますけれども、本当にそのとおり強く感じたわけでございます。これは、もうやっぱり民間会社とは大きく相異点があるのかなと思っております。後戻りしなくても、少し立ちどまって考えたり、あるいはいろんな問題が出た場合、言いわけに終始しないで、やはり責任持って誠意ある態度で示すと。もちろんそれを許している私たち議員にも責任もあるわけでございますが、しかし議員にも一般住民と同じく細かい情報開示までないわけでございます。情報開示を求めると黒塗りで示されるように、そういう中で私たちも到底いろんな判断する場合に、本当に適正な判断ができるのかと、そういうことが疑問なわけでございます。ふだん行政は変わらなければならないと、こう言っておりますが、全くこの答弁から、あるいは今のお話から見て、そういう誠意が見られないと思います。
実は、私3月の川原議員の予算審査の議事録をちょっと再度見てみました。その中で思ったことは、道路が開通できないのは、何か地権者1人の悪者扱いと、そういう見方をしておりますが、やはりこの地権者1人でなく、例えばこの用地問題が解決をして、現状の状態で巣子駅線に乗り入れると、こういうことがちょっとさきの川原議員の質問の中でひっかかったわけでございますが、本当に乗り入れできるのかと、そういうことが疑問に思ったわけですが、その点はどうですか。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)最後の部分の事務的な話は、担当の方からお答えします。
前半部分の情報開示、情報公開に関してなのですけれども、私が就任して以来念頭にあったのは、やはりこれまで行ってきたことの検証が必要だという点。それらに対して、やはりなぜそういうことが起きてきたのか、今後それを改善していくためにはどうすればいいか。それは、組織を含めて検討していかなければならないということで、鋭意取り組んでおりました。このことが、例えばさまざまなミスとか、そういったことにもつながってきているわけなのですけれども、それらの決定過程がどうだったのかということから、私は庁議において政策決定をして、情報公開に耐えられるよう明確にしていきたいなと。どういう議論がなされて決定していったのかということをまずは心がけております。
そして、ミスについては、例えば文書等でもかなりミスあるということを3月議会でも指摘されておりました。これがフラット化をやったことによってチェック機能が働かないことになっているのか、あるいは今のフラット化をやった中でも改善できないのかとか、これらについてもやはり組織のあり方として検討を進めなければならないというふうに考えているところです。
〇都市整備部長(及川安君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)及川都市整備部長。
〇都市整備部長(及川安君)先ほどの現状の状態で巣子滝沢駅線に乗り入れができると考えているかとのご質問についてですが、現時点での接続について、関係機関との調整が整っておりませんので、すぐに乗り入れすることは困難と認識しております。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)先ほどの村長の情報開示の点について、私たち含め、村民も村のそういう秘密にしたがると、非常にそういうことを不信なり不満、すごく思っております。何も相手に直接迷惑にならなければ、そして何も後ろめたさもなければ、住民なり議員にはやはりきちんとやる必要があるのかなと思っております。今後ぜひそういうふうによろしくお願いします。
それから、今のもう一つ乗り入れの件、今の状態だと乗り入れできないと。もしそういうことになるならば、3月議会で実際あそこの接続する道路、高齢者の安全確保、歩道の確保、右折レーンの確保ということで実際予算を計上したわけでございますが、これは20年、21年で予算を計上したわけですが、この今の暗礁に乗り上げている道路が、もしこれが開通してもその道路は使えないということがはっきりしたのではないですか。要するに、この用地問題が解決しても、あそこの道路を整備しなければ使用できないということになります。ということは、実は16年、予算が膨大に、30億に膨れて、議会に示されて否決になって、半分の14億幾らの縮小されてきて、そこで可決になったと。その中には、実際取りつけ道路の交通安全の施設、それが含まれていなかったわけです。そうなると、道路はつくるのですけれども、許可がおりない道路をつくろうとしたのかと、そういうことになります。そして、3月にまちづくり事業が可決になったわけでございますが、それからまた一方では土地収用の方にばたばた動き出したと。私これ、素人でもわかることですけれども、プロである皆さんはこれはもうわかっていたことではないですか。ということは、私たち議員なり何かそういうのにうそをついていたというか、できないものをできるようなほのめかしをしてやったと、純粋に考えてこういうやり方、反省していないのですか、伺います。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)巣子の駅に通じる道路と巣子駅前野沢線ですか、そちらの道路の接触部分について、右折レーンを設置しないと乗り入れができないというような話は、公安の方との話し合いの結果、出てきているものでありまして、当初からそれを知っていたのではないかと言われれば、そのとおりですが、これは当時の政治判断だと。政治判断によって、その計画から外したというふうに私は理解しております。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)政治判断ということになりますと、もう議会を通すために、政治判断というのは議会を、要するに何としても議員の皆さんの理解を得るために無理やりその予算で通したと。でも、実際その予算通したのだけれども、もしそれでそのとおりやっても全然使えない道路を通したということになりますね。もちろん議会にも何にもそんなことは説明ありませんし、私たちはそこまで認知していなかったからあれなのですけれども、そういうことになれば、議会に一時しのぎにうそをついて、最後に何年かたって、今回道路の工事費をまた3月に提出したと、そういうことになると思いますが、どうでしょうか。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)あそこの巣子野沢線は、長根踏切から工事が始まってきておりました。これは、野沢の自衛隊官舎まで持っていくという路線であります。しかし、財政事情等がありまして途中を中断していると。地域からも通学生徒が歩道がなくて危険だと言われている道路でありまして、遅かれ早かれこれは全線を歩道設置することが必要な道路であるということであります。また、巣子まちづくり事業ということで、当時コミュニティセンターも含めた形で、そして計画を出したと。これは、そういう補助メニューがあって、その中に入れることによって補助金が入ってくるということから、そういう扱いをしたと。ただ、議会の理解が得られなかったということから、そのコミュニティ施設を含め、落とせるだけ落として当面の部分の事業として駅を開業させるということからスタートしたのではないかなと。その判断ということがよかったのかどうだったのかということは、私にはちょっと、いわゆる政治判断だったのだろうなというふうに推測するしか今の段階ではできないということです。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)きちんと過ちをなかなか認めないわけですけれども、これだけはっきりした、要するに議会をだますというか、うそを、なかなか着工しても使用できない、そういう予算なり、そういうのを通して、それで後から、ほとぼり冷めてからまた予算を上げて議会に諮ると、そういうやり方、私はこれでは、これまでもこの駅に関していろんな疑惑を持たされております。こういう一つ一つ見ても非常に定かでない、そういう議会を通すためにいろんな小細工をして予算を通すと。果たしてこのやり方でいいのか、きちんと反省すべきところはやっぱり反省すると、実際私6月議会でもこのことは申したのです。反省するべきところは反省しないと、次のものに進まないよと。お互い突っぱねていては進まないと。今のこの答弁を聞いても、答弁書を見てもそうなのですけれども、全くそういうところが見られない。今村長は政治的判断だということですけれども、でもこれは正しい判断だったのか、それとも少しクエスチョンマークがつくものか、その辺はどうですか。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)私の立場として、前任者の行った政治的な判断をいい、悪いと言える立場にはないと思っていました。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)こういう中で、村の職員、やっぱり仕事をしている人は非常に大変だと思います。どんなことをしても、例えば村長がある自分なりの判断ができない、そしてそういうところで仕事をしていると。特にこれからの若い職員、そういう方もやっぱりこのような状況を見ております。そういうことを考えると、本当に悪いことというわけではないのですけれども、いろんなことをしてもきちんと反省点が見られないと。そういった中、今度は庁内の人事異動なんかして部屋を汚していっても、次の人が来て掃除すれば、もうそれで事は済んだと、そういう進め方、やり方、私たちから見ればそういうふうに見えてしまうのです。見たくないけれども、何となくそういうような感じがするわけでございます。そういうことがわかればわかるほど、そうなると思います。これからもこのような、同じようなこの駅の問題、これからもまだいろんな用地問題とか、さまざまな都市計画の中に含まれておりますが、こういう問題をやはりまずいところはまずい、いいところはいい、きちんと分析して、反省して、やっぱりそういうことを酌み取らなければ、次のいろんな新たな事業をやるとき、同じことをまた繰り返す、こういうようなことと思います。再度また伺いますけれども、本当に村は落ち度はなかったのか。村長も判断はできないと言っていますけれども、できれば村長の今の気持ち、村長は直接の当事者でないわけですから、判断はできないと言いますけれども、ここの最高責任者として、やはり判断するべきときはある一定の判断しなければならないと思います。それをしなければ、この問題がまたさらに続けて尾を引いていくし、村民なり、あるいは村の職員の人たちもみんな見ていると思いますので、再度村長の判断を伺ってこの問題の質問を終わります。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)村長という立場からすると、たとえ前任者が行ったことであっても、その責任は私の責任に返ってまいります。したがって、この問題についてはただいま裁判で係争中の案件でもありまして、落ち度があったかなかったかという一つとっても、私の発言は大きく影響を与えることになります。そういうことから、先ほどの点についての政治判断ということについてのよしあしは、私の口からは言えないということであります。
もう一点の私が就任してからのことについては、私はなるべくミスを少ないように、また情報を公開するということを前提に政策決定過程を明らかにしていきたいと、そういうことからなるべく庁議をふやすということで、今までは月2回だったのですが、毎週開くようにしたと。そして、その中でさまざまな問題を持ち寄って議論すると。そのことについては公開もされる中身ですので、ただ個人名等にかかわっている部分はカットしながら、なるべく公開できる部分を公開するというふうにしておりました。そういうことから、後から見て、たとえ失敗したとしても、どういう議論がなされて、どういう決定過程を経たのかということについて明らかにしていきたいと。これまでに、例えば担当課と村長との間のやりとりで物事を決めて、ほかの部あるいは職員が全く知らない間に物事が決まっていったという事例もあります。そういったことは、やはり問題だろうと。なるべく共通認識で、今村がどういうことをやっているのか、ほかの部署であってもどういうことを問題にしているのかということを共通認識として持つように心がけているということであります。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)一言だけ言わせていただきますと、そういう村のきちんとした態度が、やはり村民なり、特にこういう交渉問題になるときに地権者の方に伝わらないわけです。本当に村は誠意があると口では言っているけれども、全く態度が示されていない、それが周りから見ての実態だと思います。
次の項目ですけれども、子育ての問題です。村の財政が非常に厳しいと、私たちも十分それは承知しているわけでございます。例えば一気にやらなくても、段階的に年齢を引き上げるとか、あるいは所得の限度額を引き上げるとか、やはりいろんなやり方があると思います。少しずつ制度を充実させていくと、そういうことも考えるとか、あるいは例えばいろんなところで働いているお母さんたちがたくさんいますけれども、そういうところで働いている会社なり企業でも、やっぱりそういう子育てに例えば支援する、一生懸命その企業、会社に、応援する人に何らかの支援するとか、やっぱりもう少し、今の答弁見るとさらっと逃げられたのですけれども、何も中身がないのですけれども、何かもう少し一歩でも二歩でも充実すると、そういう姿勢が欲しいと思いますが、いかがでしょうか。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)現在の村の予算全体の中で、児童福祉が実は大変なウエートを占めているのも実態でございます。いろんな制度、国の制度に基づくものも含めまして、かなりのメニューを現在実施いたしておりますが、今おっしゃる分につきましてもどこまでのライン、あるいはどの時点でというのも含めまして、種々検討しながら選択と集中含めて子育て全体については考えていかなければならないものというふうに考えております。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)そういった中、答弁書の最後に村財政全体の均衡、事業の優先度などを勘案しながら、それぞれ個々に選択と集中を判断すべきものと考えておりますと、よく皆さん選択と集中という表現はします。私議員になって初めていろんなこういう言葉を聞くわけですけれども、例えばこれ具体的に言うとどういうことを言うの。私には余りよくわからないわけです、選択と集中というのは。私は農業をやっているけれども、農業のいろんな経営の中でそういうのないのです。だから、どういうことかなと思って、伺います。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)これは、政府の骨太の方針などをつくる行政委員会といいますか、そういうところでよく使われている言葉でありまして、言ってみればお金がなくなってきていると。今までと違って、昔であれば毎年のように予算がふえていって、使い放題という状況だったと。ただ、村で見ても普通建設投資が平成5、6年のあたりというのは40億使えたと。ところが、今年度で見れば15億なのです。ということは、ここ15年ぐらいで3分の1に減ってしまっていると。さらに、これをもっと少なくしなければならないと。そういうときに、ばらまきで同じように例えば福祉をできるかというと、これはもう無理だと。そういう中にあって、滝沢村としてどれに集中するのか。だから、一つ一つの政策を見ていけば、ほかに比べれば劣るかもしれない。でも、トータルとして見て、それが果たしてどうなのかということを考えていかないとならないのではないのかなというふうに思っておりまして、これは福祉に限らずすべての分野において削るのは削る、でもつけるのはつけると、支援するのは支援するという方向を示すものだというふうに思っていました。
〇2番(桜井博義君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)2番桜井博義君。
〇2番(桜井博義君)支援するということですけれども、これまでばらまきに使っていたのを選択すると、そういうイメージ、そして国からの方針だと、そういうことは要するに役所のちょっと簡単な逃げ言葉かなと、何か言えば選択と集中で判断すると、そういうご答弁がよく返ってきますので、実際私たちも農業経営をやっているわけですけれども、私も若いときからずっとやっていて、もういつも予算がいっぱいお金あるわけでもない。では、私たちは知らぬ知らぬうちに選択と集中でずっと経営をやられてきたのかなと思うわけです。公務員の皆様は、この時期になって選択と集中をやらなければならないと。したがって、やはりすごく民間と行政とのギャップというのは強く感じて、その中で今一番のこういう厳しい世の中というか時代で、一番お金、行政にやっぱり手当てしてもらいたいと。そういうところの選択と集中、これは当然あるわけです。なかなかそれが見えてこないと思います。したがって、どこに予算を重点的に配分するか、いつもそういう議論になるわけですけれども、その議論が、では村としてはそういう福祉なり、あるいは産業なり、さまざまあると思いますが、今の時点では、では福祉はどういう位置にとらえられているのですか。この子育てというか、こういう支援に限ってみれば。選択と集中の中でどういう位置に入って、今作業をやろうとしているのか伺って終わりにします。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)私就任してからすぐに19年度の予算編成という作業がありました。実はその際びっくりしたのは、毎回出されてくる案件があと何億削らなければならないという話でした。最終的に私が判断したのは、退職の積立金、市町村総合事務組合、ここに今まで積み立てた分、約1億について使えるお金があったと。そのうちの5,000万を基金として積み立てていたと。この5,000万を積み立てないことにしました。その結果、生じた金額が差し引きでいって約3,000万弱、私として使えるお金が出てきたと。それをどこに使ったというと、子供の関係としては通学路あるいは学校図書、そして楽器、そういったものに手配をしたと。そして、それらが合わせて約2,800万ぐらいであったのですが、言ってみれば私として自由裁量で使えたのはそのぐらいしかなかったと。あとは、今までの継続、あるいは継続であっても削らなければならなかったという事情でありまして、そういうことからすると、先ほど来話しているように1億とか8,800万という持ち出しを即できるかというと、とてもできる状態ではないと。だから、できるだけ私は子供とお年寄りということに視点を当てるようにしておりましたが、それでもなおかつできるのはその程度だったということで、ぜひこの点はご理解していただきたいというふうに思います。
〇議長(角掛邦彦君)これをもって2番桜井博義君の一般質問を終結いたします。
11時15分まで休憩いたします。
休憩(午前10時59分)

再開(午前11時15分)
〇議長(角掛邦彦君)休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、7番遠藤秀鬼君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)議席番号7番、新志会の遠藤秀鬼でございます。このたび多くの村民の皆様にご支持を賜り、この場に立たせていただきますことをまことに光栄に思うとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いでございます。この場をおかりし、皆様に心から感謝と御礼を申し上げさせていただきます。また、村当局の皆様には、平素から村民福祉の増進と村政発展にご尽力を賜っておられますことに、改めて感謝を申し上げさせていただくものでございます。
さて、何分にも新人、初回質問ということで、失礼なことが多々あると思いますが、ご容赦をいただき、さきの通告に従って大きく2項目について質問させていただきます。その一つ目として、平成19年度の財政運営から当面の行政課題である財源の確保について。ご承知のように、地方分権改革の推進により地方の自主性、自立性の拡大や国による三位一体改革、また少子高齢、人口減少社会の到来、住民のライフスタイルや環境重視への価値観の変化などにより、私たち地方を取り巻く環境も大きな時代の変換期にある今、各地方公共団体は財源が縮小する一方、社会保障や介護福祉サービス等の公的サービスの需要が増大するという厳しい状況にあることは滝沢村も例外ではなく、村民ひとしく共通した認識にあるように思われます。
このような中、平成19年度財政運営について、限られた資源の効率的な活用を図るためには、地方自治体としての自主財源歳入の骨幹をなす村税の確保が最重要課題と位置づけております。国の地方財政対策により、地方交付税の削減、国庫補助金の見直し、さらには今年度から定率減税の廃止、そして所得税から個人住民税への税源移譲が実施されるなど、税財政環境が大きな変革を迎えることになりました。地方分権に生き残る地方の自治体経営は、歳入の確保と拡大に創意工夫し、大胆な発想で取り組まねばなりません。そのことから、歳入の骨幹である村税の確保が最も重要な課題となることから、事務の見直し、システムの整備、納税意識の向上など、収納率の向上に取り組むとの村長施政方針がありましたが、その対応状況と財源確保についてのお考えを、以下5点についてお伺いします。
その1点目は、今後の地方交付税の推移について、どのように認識しておられるのか。
2点目は、村税の収納率について、17年度決算滞納繰り越し分を含めた普通税は90.5%であり、県下市町村では下位グループ、国保税の現年課税分に至っては87.8%であり、最下位であるとのことは、まさに危機的な状況であると認識しますが、今後の対応と見通しについて。
3点目は、上記のような滞納者には支払い能力はあるものの、身勝手な価値観により支払われない方、生活上真にやむを得なく支払いできない方と、大きく2通りに区分されると思いますが、前者について、表現は適切でないかもしれませんが、悪質滞納者であることは間違いないと思います。おられるとすれば、その状況とその対応状況について、また担税力の向上を促す施策について。
4点目は、自主財源確保のため各方面万端にわたりご検討を重ねられ、考えられるあらゆる施策を滝沢村は講じていると思いますが、次について今後の対応をお伺いします。その一つ、行政経費、自治会、諸団体等に対する交付金、助成金にむだはないか。官民一体でもう一度検証するお考えはないのか。
その二つ、対策の推進には村民の皆様にもある程度の負担や痛みをお願いしなければならないと思いますが、収入増の考え方から、現コストの算定や受益者負担率など、適正な料金設定になっているのか。公共料金等使用料や手数料などの見直しの考えはないのか。
その三つ、産業振興策、特に積極的な企業誘致について。村当局は、9月ごろをめどに滝沢村土地利用計画を策定中だとのことでありますが、村長はその中で土地利用計画作成についてのお考えの一端を工業団地的なエリアにしてと述べられておりました。また、14日の知事との意見交換会において、記事を読ませていただきます。滝沢村は、総合計画策定過程で住民意向調査を実施した結果、重要度、満足度の観点から、住民の最も求めているのが産業振興、雇用の場だった。村では、総合計画の最重要施策と位置づけて力を入れている。新たに工業団地的なものを設けて企業を集約し、土地利用、企業立地の促進を図る予定で、決められたエリア内で企業みずからに造成などを行ってもらう手法で誘致を進める考えだとの新聞記事がありました。ということは、村内に候補地として何カ所か想定されていることと思いますが、村北部地域にはご承知のとおり東北自動車道滝沢、西根インターチェンジ、国道4号線、282号線と、アクセスの有利性、そして県、国の用地を含めた用地があります。中でも、村北部地域に隣接する盛岡北工業団地は、旧西根町に位置する団地ではありますが、拡大されることにより、より価値のある、魅力ある工業団地になるのではないでしょうか。10日ほど前のやはり新聞記事ですと、盛岡市は北部の活性化を視野に、本年度玉山区で今後の工業団地候補地の適地調査を始めるとのこと、そういう記事がありました。今こそ広域的な立場で将来を見据え、新たな視点で県、盛岡市、また八幡平市の広域での共同連携による盛岡北工業団地の拡大は自主財源の確保のためにも、もちろん雇用の場の確保のためにも、新たな産業施策として比較的実現性が望め、優位であると考えますが、検討されるお考えはないのかをお伺いするものであります。
5点目、特殊財源の確保についてお伺いします。滝沢村には防衛施設、陸上自衛隊岩手駐屯地、岩手山演習場、滝沢射場が所在しております。ちなみに、村土面積の約1.3%あるそうです。このため、防衛施設周辺の生活に関する法律に基づき、周辺整備に多大な恩恵を受け、各種事業が展開されているところであります。しかし、過去の補助金、交付金の運用について私なりに分析いたしますと、住民公平の立場からか、村内各地域人口分布に比例した事業が展開されていると思われますが、私の手元にある平成4年から18年度までの15年間の事業統計資料を見ますと、補助費合計40億9,387万円余りのうち、防衛施設周辺地域の一本木地域には、その約8.15%、中でも最も防衛施設、演習場に隣接する大川地域には約2.9%、ちなみに柳沢地域には約13.3%であり、しかも8条条項民生安定施設の助成事業にあっては事業実績ゼロであり、法律の趣旨に沿った助成事業として全く活用されておりません。まさに村内では最も防衛施設周辺の地域であり、住民の生活、また事業活動が阻害されていることは、だれが見ても事実明白であります。少なからず、このことが地域住民の行政への不信と不満に結びついているのも事実です。一体村は自分たちの地域のことをどう思っているのですかと。このような実態とこの法律の目的、特に法3条及び8条に照らし合わせますと、防衛施設周辺の民生安定事業として、地方公共団体である村当局がその障害の緩和に資するため活用できる仕組み、法律であると考えるものです。今までの要望に加え、さらに厚く要望することがまさに本法律の趣旨とする関係住民の生活の安定及び福祉の向上に寄与し、なかんずく本村固有の特殊財源の増大確保に結びつくものと考えます。
また、9条条項周辺整備調整交付金の算定について、影響のある村民人口動向に大きな変化があったにもかかわらず、この15年間ほぼ同額であることにも疑問を感じているのであります。したがって、本件要望については、さらに積極的に研究、検討される余地があると考えますが、村当局の今後の対応についてお伺いするものであります。
その次の質問に移らせていただきます。その岩手駐屯地も昭和32年8月、県、当村誘致の上、創設されて以来、早くも50年という大きな節目の年を迎えるに至りました。申すまでもなく、国家の平和や安全は、国民が安心して生活し、国家が発展と反映を続けていく上で不可欠であります。また、一国の独立は国が政治、経済、社会のあり方をみずから決定し、その文化や伝統、価値観を保つため、守らねばならないものであることは論をまたないものであります。平和と安全、独立は、願望するだけでは確保できないものであり、防衛力は侵略を排除する国家の意思と能力をあらわす安全保障の最終的担保でもあり、その機能は他のいかなる手段によっても代替し得ないものであります。まさに防衛省、自衛隊は我が国の平和と安全を守るという国家存立にとって最も基本的な役割を担う重要な組織であります。
今日の日本を取り巻く安全保障環境は、国際テロリズム、大量破壊兵器、弾道ミサイルの拡散の進展、領有権の問題などがあり、他方国内においては大規模な自然災害が毎年のように発生しているという状況にあります。このような状況の中、岩手駐屯地も国連平和維持活動、国家復興支援活動、そして県内外での災害派遣活動、さらには民生支援活動など、さまざまな活動の経験を積んできております。この岩手駐屯地には、現在約1,600名の隊員が日本の平和と安全を確保する使命を持ち、日々厳しい訓練に耐え、そして職務に精励しておられることは、村民のみならず県民ひとしく安全、安心を得て生活させていただいているのでございます。特にも地震災害、山林火災、水災、雪害等災害時においては人命救助活動、またその復旧活動、そして部外行事等に、身近では毎年民生支援活動として各種の行事、イベント等において多くの支援を受け、さらには防衛施設所在村として防衛施設と周辺地域の調和を図るための施策の恩恵を受けていることも事実であります。また、今年は防衛関係者のみならず協力諸団体、協力者皆々様の悲願でありました防衛庁から防衛省に昇格された記念すべき年でもあります。このことも、今日の国内外の情勢から、防衛力の役割は我が国に対する本格的な侵略の未然防止や対処だけでなく、テロなどさまざまな緊急事態への対応、国連の平和維持活動、国家建設の支援、国内外への災害救援、諸外国との安全保障面での信頼性向上など、幅広い分野へと拡大している等の状況において、緊急事態対処の体制を充実強化すること、国際社会への平和と安定に積極的、主体的に取り組むための体制を整備する国家体系の取り組みであり、至極当然のことと思うのでございます。しかし、これらのことも国民一人一人、そして地域、また地方公共団体当局のご理解と協力があってなし得たことも事実と思うのでございます。これらのことを踏まえ、岩手駐屯地の位置づけ及び今後のさらなる連携強化についてのお考えをお伺いし、最初の質問とします。よろしくお願いします。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)遠藤秀鬼議員のご質問にお答えいたします。
初めに、今後の地方交付税の推移についてのご質問でありますが、平成16年度から行われた三位一体改革は、国庫補助金4兆円の削減、3兆円の税源移譲、地方交付税の総額削減を平成18年度までの間に行ってきました。結果として、自主財源比率は大幅に改善されることになったわけでありますが、依然として地方交付税、臨時財政対策債等の依存財源の占める割合は大きく、平成19年度当初予算を見た場合には、国の歳出歳入一体改革の初年度として、これら財源の総額が抑制されている状況となっております。今後の見通しにつきましては、平成21年度までの財源不足に対する臨時財政対策債の発行が認められているほか、国の経済財政諮問会議や総務省からの交付税額の推計等によれば、交付税全体としては平成23年度までは微増傾向にあるとされております。しかし、本年度から新たな算定方法による新型交付税の算定結果の動向や歳出歳入一体改革による影響などについては、依然不透明な部分があり、ここ数年においては本年度と変わらず厳しい状況に変わりなく、平成22年度以降の財源不足に対応できるよう、財政運営を行ってまいりたいと考えております。
次に、村税の収納確保への対応と見通しについてでありますが、今般の国からの税源移譲により、歳入の根幹として村税の重要性が一層増す中で、税負担の公平性の維持と税収の確実な捕捉については、村政の重要課題と受けとめているところであります。これまで収納担当職員の増員を初め、一層の効率的かつ的確な事務執行を行うための電算システムの見直しなど、順次収納体制の充実強化を進めているところであります。また、収納方法のあり方についても社会環境、ライフスタイルの変化を見据えつつ、確固とした納税秩序の確立を期するため、納付相談の実施や財産調査等を徹底し、おのおのの納付能力を十分に見きわめながら、滞納処分を前提とした整理手法を進めているところであります。これらの取り組みを着実に行うことによりまして、納税の本来あるべき姿である自主納税、納期内納付の実現が図られていくものと考えております。
収納状況の概括的な状況でありますが、収納率に関しては平成15、16年度を底として、平成17年度から上向きに転じており、平成18年度に関しましては普通税で微増、国民健康保険税では1.5ポイント好転しているところであります。今後の見通しでありますが、現下の厳しい財政状況を踏まえ、各市町村とも収納対策の強化を進めている状況にありますが、本村といたしましても昨年度から発足しました岩手県地方税滞納整理機構や関係部署との連携強化、滞納整理手法のスキルアップ、進行管理の徹底など、種々の取り組みを進め、当面県内市町村の平均水準までの引き上げを目標として努力を傾注しているところであります。
次に、悪質滞納者の状況とその対策についてでありますが、滞納原因や状況につきましては、それぞれ千差万別でありますが、村といたしましては督促や催告を繰り返し行っても何らの応答がない方や十分な納付能力を有しながら理由なく滞納されている場合、納税の公平性の見地から、関係法令の規定に基づき財産、預貯金、給与等の差し押さえ、換価による滞納処分を取り進めているところであります。また、失業、病気等の事情により納付能力が低下していると勘案される場合には、滞納処分の執行停止や分納等の徴収の緩和措置を行っているところであり、より一層の滞納者個々の実情把握と納付能力の調査に努め、有効、適切な収納事務の執行に当たってまいりたいと考えております。
また、担税力の向上を促す施策ということでありますが、村民所得の向上に向け、企業立地の促進、地域経済、産業の活性化による雇用の確保と創出を図っていくことが担税力を上げる根源的なものであり、総合計画の重点政策として、現在鋭意取り組みを進めているところであります。
次に、行政経費及び自治会、諸団体に対する補助金についてでありますが、平成19年度当初予算編成におきましては、引き続き経常経費の抑制に努めた一方、行政機能の維持増進と適切な行政サービスの安定的確保が図られるよう留意し、予算編成を行ったところであります。また、各種補助金につきましては、行政改革大綱による見直しの一環として、平成14年度から平成15年度にかけて補助金の整理合理化を行っており、補助金の必要度、補助金と補助事業の妥当性、補助金の透明性について比較、検証を行い、新たな交付基準のもと、補助金の交付を行っております。さらに、平成16年度には学識経験者等により組織される第三者機関の補助金等審議会を設置し、補助事業の公益性や適格性、その効果、総合計画との関連性について客観的な立場からご審議、ご検討をいただいております。平成17年度には、より住民に開かれた補助金制度の構築を目指して補助金の公募制度の試行を行っており、平成18年度には補助金の公募制度の本格導入を行っております。補助金の公募制度は、既存の補助事業にとらわれることなく新規の補助事業の創出、さらには補助事業者の自立を促していくことが目的であり、補助金の公募制度をより盤石なものとしていくことが適正かつ透明な補助金制度の確立につながっていくものと考えておりますし、今後も補助金等審議会の答申を踏まえ、進めてまいりたいと考えております。
次に、公共料金等の使用料や手数料などの見直しについてでありますが、健全な財政運営を進めていく上で、公共料金等の使用料や手数料の見直しは、自主財源の確保及び拡大の観点、適正な受益者負担の見地からも重要な課題の一つであると考えております。公の施設使用料、手数料の見直しについては、行政改革大綱に基づくワーキンググループの設置により、平成12年度から見直しの検討が始まり、平成13年度には滝沢村公の施設使用料、手数料受益者負担適正化指針を策定の上、コスト計算調査を実施し、平成14年度の料金改定に至っております。また、適正化指針では3年に1度調査を行い、受益者負担の適正化を検討することになっていることから、平成17年度にも定期的な見直しを行い、翌年度の平成18年度に料金の改定を行っております。
公の施設使用料、手数料の定期的な見直しとあわせて、平成16年度から減免制度の見直しを進めてきております。従来の減免規定は、広範囲にわたり免除制度が適用されており、受益者と一般住民との負担の不公平感が生じておりました。しかしながら、減免の拡大は受益者負担の原則を揺るがす結果にもつながるものであり、公の施設使用料、手数料の見直しと同様に、減免制度についても定期的な見直しが必要であることから、村としての一定の減免基準を設けるべく、平成18年度から従来の減免団体を対象に登録制度を実施し、公共性または公益性を有する団体に限定して、平成19年度から一部運用を行っているところであります。
昨今の経済情勢、村財政及び近隣市町の動向を勘案し、総合的に判断した上で、適正な受益者負担の原則のもと、今後も公の施設使用料、手数料、さらには減免制度について定期的な見直しを進め、自主財源の確保を図ってまいりたいと考えております。
次に、産業振興、特に積極的な企業誘致についてのご質問にお答えいたします。ご質問にありました陸上自衛隊岩手山演習場北側の村で最も北部である地域は、八幡平市及び盛岡市玉山区との境にあり、面積約16ヘクタールで、都市計画区域外、農業振興区域外と、土地利用規制の極めて少ない地域であります。当該地域は、盛岡北部工業団地に隣接していることから、ご指摘のとおり工業用地として盛岡北部工業団地と連檐する土地として企業の立地が望ましい地域とも考えられますが、立地する企業の性格として、隣接する岩手山演習場における演習時の震動、騒音、自衛隊車両の通行など、これらのことが事業活動に影響を受けない業種であることが必要であると考えております。また、この地域は八幡平市の人口密集地に近いため、企業としての税収面はともかく、滝沢村民の雇用の場として期待できるのか不安な点もあります。しかしながら、関係する八幡平市や盛岡市の動向もとらえながら、村内の産業用地確保の観点に立ち、当該地域も含めまして、村として新たな総合的な土地利用計画の策定を進めていく考えであります。
次に、特殊財源の確保についてお答えします。本村のこれまで実施してきました防衛施設周辺対策事業につきましては、大きく防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第3条による障害防止事業、法第8条による民生安定施設設置助成事業、法9条による特定防衛施設周辺整備調整交付金事業があります。補助事業ごとの特徴及びこれまで実施してまいりました各事業を見ますと、法3条による障害防止事業につきましては、自衛隊がその任務を果たすために演習場等の防衛施設を使用して演習、訓練等を行うことにより大きな障害を与える場合に、障害を防止または軽減するために道路や河川の改修や学校、病院等の防音工事のような障害防止の工事がなされるとき、その工事を行う者に対して工事に要する費用を補助するものとなっております。本村では、これまで兵作沼堤体復旧工事、銭ケ沢地区汚濁対策工事、一本木小学校、中学校の防音工事、柳沢小中学校防音工事、村道後線改良舗装工事を実施してまいりましたが、いずれも地区別では一本木地区、柳沢地区での事業実施となっております。
次に、法8条による民生安定施設設置助成事業につきましては、防衛施設の設置、運用により、その周辺地域の住民の生活または事業活動が阻害されると認められる場合において、地方公共団体がその障害の緩和に資するために生活環境施設や事業経営の安定に寄与する施設の整備について必要な措置をとるときは、国がその費用の一部を補助するものとなっております。これまでの事業実績といたしましては、消防施設、学習等供用施設としてのコミュニティセンター、無線放送施設、ごみ処理施設、屋外運動施設、村道柳沢5号線ほか3改良舗装工事、そして現在事業が進められております村道一本木松島主幹線改良舗装工事がありまして、一本木地区、柳沢地区あるいは全村にまたがる事業の展開を図ってまいりました。
三つ目の法9条による特定防衛施設周辺整備調整交付金事業につきましては、障害防止工事や民生安定施設の整備等について、国が相当の助成策を講じても基地周辺の市町村は基地がない市町村比べれば環境整備により以上の努力を余儀なくされるということから、環境整備の一助となるよう国が交付金を交付することとしたものであります。この調整交付金事業においては、これまでに村道の整備を中心として消防指令車や学校給食センターの調理機器整備など、全地域、全住民の皆様にかかわる生活環境整備を実施してまいりました。
特定防衛施設周辺整備調整交付金の交付額につきましては、公共用の施設の整備を行うための費用に充てるため、特定防衛施設の面積、運用の態様、特定防衛施設関連市町村の人口等を基礎として算定されることとなっており、単純に人口の増減のみで比較はできませんが、人口が約4万人でありました平成4年交付額の7,400万円に対し、人口が5万人を達成した翌年の平成13年の交付額は8,300万円と増額になっております。
以上、三つの防衛施設周辺対策補助事業につきましては、村といたしましても駐屯地周辺地域である大川地区を含む一本木地区、柳沢地区において、障害の防止、軽減あるいは民生安定が図られるべきであり、今後も当該地域を中心に防衛施設周辺対策補助事業を実施していく計画であります。
具体的な展開といたしましては、現在法8条による民生安定施設設置助成事業として、一本木地区コミュニティ施設設置に係る概算要望を行っているところであります。しかしながら、平成18年7月21日に閣議了解されました「平成19年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について」によりますと、補助金等については基本方針2006を踏まえ、すべての施策や事業に関し国と地方及び官と民の役割分担を見直し、国及び地方を通じた行政のスリム化、さらなるコスト効率化等、あらゆる観点から制度改正も含めた聖域なき見直しを徹底し、その整理合理化を一層促進する。このため、地方公共団体に対し交付される国庫補助金負担金については、あらゆる施策や事業について義務的経費に属する国庫補助負担金を含め、聖域なき見直しを行い、原則前年度当初予算における額を下回るよう抑制することを目指すとあり、当然防衛施設周辺対策補助事業につきましても例外ではなく、事業採択が非常に厳しい状況となっております。実際に平成18年度に民生安定事業にて要望いたしました一本木地区コミュニティセンターは不採択となり、今年度改めて要望を行っているところであります。村といたしましても、盛岡市、八幡平市、滝沢村で構成される岩手山演習場周辺市村連絡協議会での要望活動のほか、村単独での事業採択に向けて、さらに積極的な要望活動を行っていくとともに、各地域での座談会や岩手山演習場周辺地区長等懇談会などを通して周辺地域の皆様のご意見、ご要望をちょうだいしながら、関係する事業の展開をしてまいりたいと考えております。
次に、自衛隊岩手駐屯地の位置づけと連携強化についてでありますが、陸上自衛隊岩手駐屯地は、岩手山村民登山を初めいろいろな村の行事にお手伝いをいただいておりますし、スポーツや芸術の面におきましても優秀な人材が多くおり、村の発展に大きく寄与されているところであります。また、防衛施設補助金または特別交付金によって東部体育館、北部コミュニティセンター、防災無線などの施設整備や村道、防火水槽、さらには県事業による河川整備などの生活基盤の整備を行ってきております。特にも平成10年の岩手山の火山活動が活発化した時期には、災害対応の手法をもって村の避難防災体制の強化に協力をいただき、地域防災になくてはならない存在と再認識したところでありますし、また平成17年には国民保護法による有事の際の対応を検討する村国民保護協議会にも参加していただいており、防災及び有事のかなめであるものと認識しているところであります。
村内では、昭和37年に自衛隊の活動に協力するために自衛隊協力会が県内でいち早く組織されておりますが、近年主立った活動が見えない状況でありますので、会の活動に今後とも協力していきたいというふうに考えております。また、村といたしましては、これまで自衛官の募集や入隊者激励会などを通して支援を行っておりますが、今後も関連組織の方々とともに岩手駐屯地との連携をさらに強化していきたいと考えております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)新人でございまして、中身の余りない質問が多々ありまして、長い答弁になりましたことに対しておわびを申し上げます。次回からは精選し、しっかり中身の濃い質問をさせていただきます。
回答をいただきましたことについて、再質問させていただきたいと思います。税負担の公平性の観点から、皆さん一生懸命納税しておられると、そういう方もおられるわけでございます。そういう方たちとの公平を確保するためにも、担税力の有無の調査、どのような調査をして納税促進を進めているのかお伺いします。
〇総務部長(大谷地政光君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)大谷地総務部長。
〇総務部長(大谷地政光君)当村の収納率につきましては、依然低迷を続けております。収納率が悪い原因については、原因がはっきりすれば、その原因を解消することによって納税率が上がるというふうに思っております。ただ、その原因がさまざまな要因がありまして、特定できないというのも事実であります。そんな状況の中で、今まで臨戸徴収をしながら、どちらかといえば出向いて徴収をするという形から、平成18年度よりこちらに来ていただきまして、状況を話ししていただくという方法に形を変えております。その中で、来ていただいて接することによって、さまざまな個人個人の経済状況をお聞きしながら、その内容を事細かく把握しながら判断をしていくというふうにしております。来ない方には、資産を中心として財産を調査しながら、滞納整理を視野に入れて今進めております。どちらにしろ、こまく担税力を調査しながら各個人の状況を踏まえて進めてまいりたいと思いますし、一番大切なのはさきの議員さんにも述べましたが、納税できない方は当方と多く接触して、その状況を教えていただくということが必要だと思っております。当方といたしましても、そういう機会あるいは窓口に来ていただけるような状況もつくっていくことが必要ではないのかなと思っております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)原因をはっきりさせて納税の能力を確認するということの中で、今までは出向いて調査をしていたということでありますが、来ていただくということは、ちょっと住民側からすると強権的ではないかなという気もするわけでございますが、その辺のところはどのように対応していらっしゃるのでしょうか。
〇総務部長(大谷地政光君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)大谷地総務部長。
〇総務部長(大谷地政光君)納税につきましては、自主納付が原則であります。そういう方々が納税力は低いと言いながらも、八十何%という方々はそれぞれそのような形で行っていただいております。ですから、先ほど村長答弁の中にありましたが、督促や催告をして来ていただくという形になりますし、なお今のような状況の中で、分納あるいはそういう相談事にどうしても交通手段、高齢者で来られない方等については、当然今までどおりこちらで出向いていって相談を受けるというような対策をとっておりますので、第一原則は自主納付であると、そしてそれができない、例えば督促や催告に応じない方は、来ていただいて相談をしていただくというような形と思っております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)原則は自主納付ということでありますけれども、その前に私の聞きたいのは、払えないというふうに何かの手段でコールしたものに対して、来てくれということはあるのでしょうか。
〇総務部長(大谷地政光君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)大谷地総務部長。
〇総務部長(大谷地政光君)今おっしゃられるようなそれぞれの状況につきましては、そういう収納が滞るという状況があってからという形になると思っております。それを予測することは非常に難しいということで、いずれそういう方たちと会ってお話をしないと、今のような状況を把握できないという形になると思っております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)わかりました。私もやはりその納める方の状況を子細に調査をして、それでその上でいろいろ減免措置とか軽減措置とかあるわけですけれども、その調査をしっかりやって、表現は適切でないかもしれませんけれども、いわゆるごて得、納めなければ納めなくてもいいという認識は植えつけさせるような業務をしていただきたくない。やはり一生懸命、皆さん税金ですので、納めなければならない義務に応じて納めているわけです。納めなくてもいい何らかのすきができれば、これは不公平、税の公平性の観点から、まさに公平さを欠くことになるということで、そういう調査、実態把握をしっかりやっていただいて、その上で納税意識を高揚させていただきたいというふうに思います。
次に、この徴収率の目標、非常に低いわけですけれども、滝沢村は今年度どのように設定をし、どういう活動をしているのか、もう少し具体的にお答えいただきたいと思います。
〇総務部長(大谷地政光君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)大谷地総務部長。
〇総務部長(大谷地政光君)徴収率につきましては、現在非常に低い、底をついたような状況であります。これを1ポイントでも上げるような方法をということで、目標を立てながら頑張っております。その方法としましては、先ほど来から申し上げていますのは、第1順位は納めない方に接するということで、接することによって、この方が生活のさまざまな状況にあっては納められない、あるいは納めないというような状況を判断しながら進め、そういう方については先ほど申しました財産調書等を調査しながら、滞納処分をしていきたいというふうに思いながら今進めている段階であります。そのことによって、18年度から1.5ポイント、国保税でありますが、上昇しているという結果があらわれたものと思っております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)それでは、徴収要領についてお伺いしますが、現在の徴収納付要領ですか、この要領で何かご検討されていることはないでしょうか。例えばカード納付とか、極端な言い方ですけれども、そういった何か方法を考えていらっしゃいませんでしょうか。
〇総務部長(大谷地政光君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)大谷地総務部長。
〇総務部長(大谷地政光君)今納付方法については、振り込み、それからコンビニでの収納、それから今言いましたようなカード方式による納入方式、それぞれ検討はしておりますが、経済効果等々を検討して、その結果それが最良であるということであれば、採用してまいりたいと思っております。納税する機会をたくさんつくるのも一つの方法かと思っておりますので、ぜひその辺は研究してまいりたいと思っております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)積極的に徴収要領等を検討されている市町村もあるようでございますので、滝沢村もいい方法があれば追随していただきたいというふうに思います。
時間の関係で、それぞれ大要を答弁していただきましたので、割愛させていただくところ、ご容赦いただきたいというふうに思います。
特殊財源の確保についてご答弁ありました。私の法解釈といいますか、文書解釈といいますか、周辺地域整備事業というのは、やはりそのものがある、例えば演習場があって、演習場で訓練されている周辺というのは、あくまでもその地域に接する部分からある程度被害をこうむると。例えば射撃音であれば、射撃音の発生する影響のある地域、こういったものを周辺というふうに考えるわけですけれども、当局の周辺という概念はどのようなものでしょうか。
〇経営企画部長(主浜照風君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)主浜経営企画部長。
〇経営企画部長(主浜照風君)法で言われている周辺ということも含めまして、その障害なり、生活環境上営む上での何らかの支障があるというところについて、周辺ということで理解をいたしております。面積的あるいは線を引いたエリアではなくて、その実態として滝沢村の中でどの程度の障害なり支障が発生するのかというところをもって考えるということでございます。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)支障のある範囲というのは、その線とか面積で決めるわけでないというご回答のようですけれども、現実に騒音とか、それから演習場からの流出問題とか、実際に被害を受けている地域は、まさに接触している隣接地域なのです。私は、特に法8条の解釈からすると、そういったところに手当てをする法律の仕組みになっているというふうに解釈しているのです。ですので、そこからさほど被害を及ぼさないところに8条の適用をし、事業を展開しているというのは、やはり地域住民にとっては不可解な、不信を持つ原因になっているというふうに思っているわけでございますが、その辺のところを。
〇経営企画部長(主浜照風君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)主浜経営企画部長。
〇経営企画部長(主浜照風君)まず、先ほど申し上げましたのは、法律上で言う周辺ということの解釈した場合ということでお答え申し上げましたが、実質議員ご質問のとおり、その障害の度合いは当然地元である方が大きいということでございます。その場合におきましては、障害防止事業という直接的な要因等を含めて、例えば一本木におきますと排水路等の障害に対する防止事業が行われたりしているということでございまして、私どももこの防衛関係の補助事業につきましては、大変有利な補助率でございますので、その適用につきましては当然地元を含めまして優先的に配慮すべきものだと思っております。その事業をどう該当させるか、あるいはその事業をどうやって計画していくかということになりますと、地域の皆さんのお話を伺ったりしながら、村の総合計画の基本計画あるいは実行計画の中に位置づけて、採択に向けてそれについては努力する必要があるというふうに理解しております。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)当局の判断と決断で実際的な矛盾を解消させ、地域住民の被害者意識を解消させると、そしてこの要望、要求が特殊財源の増大確保に資するという観点から質問させていただきました。この辺のところ、もっともっと研究したらこの特定財源の取得につながるものではないかなというふうに思っておりますので、ひとつ私もそういった観点で一生懸命頑張りたいと思いますので、当局の方もよろしくお願いをしたいというふうに思います。
次の質問をさせていただきます。駐屯地が50周年記念を迎えまして、過日、17日ですけれども、村の方からも副村長さんが参加していたところでございますが、誘致含めて50周年、この間今の補助事業を含めていろいろな恩恵があったわけでございます。そういったことも含めて、この誘致50周年を記念をして、何か心のこもったお祝いというとあれですけれども、そういった行事とか、何かご検討される考えはないでしょうか。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)まず、先ほどの民生安定事業について少し述べさせていただきたいのですが、大川地域に関して、今までそういったことがなかったということはそのとおりでありまして、当然その地域の皆さんの地元に自衛隊があると、その恩恵を自分たちは受けていないという思いは、私も重々把握しておりました。その意味からも、今回一本木地域のコミュニティに関して、何とかこの民生安定の補助事業を採択してほしいというお願いをしておりました。これが別な補助メニューであってはならないと、一本木に使うためには、ぜひ民生安定をというふうに防衛省の方にも、施設局の方にもお願いしているところです。ただ、大川地区につきましては、先ほど述べたとおり民生安定に対する補助が少なくなってきているという現状でありまして、それがそのまま使えるかというと、なかなか今後コミュニティ施設については難しいという話も出ておりまして、とはいえ何らかの手段でこれは防衛の補助を使う、使わないに限らず、大川地域についてのコミュニティについては検討していかなければならないのではないかなというふうに思っております。
それと、もう一つの自衛隊が創立50周年を迎えたということに関して、ちょうど滝沢村の消防演習とぶつかってしまったということが非常に残念でありまして、私としてもぜひ行きたかったわけですけれども、そのことについては指令室長等からも、ぜひ今後はぶつからないようにという話で、私の方からも何らかの調整が必要ではないかという話をしているところでありまして、また向こうからもぶつかって申しわけないという話もされました。ここ何年間かぶつかっているもので、何とかこれは調整したいなというふうに考えておりましたし、また今50年に対して何かお祝いはということを言われたのですが、実はそこまでは念頭に置いていないで予算をつくってしまって、今そのための予算というのはありません。ただ、何か形をということであれば、お金をかけない形が何かないのかなということは、ちょっと事務方にも検討させてみたいなというふうに思っていましたし、当日の式典の前に記念植樹などもしたみたいでございますし、何らかの形あるものができればいいのかなというふうにも思って、それについてはちょっと検討させていただきたいなというふうに思います。
〇7番(遠藤秀鬼君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)7番遠藤秀鬼君。
〇7番(遠藤秀鬼君)ご丁寧なご答弁ありがとうございます。金をかけないでやれる、これは村長だけではなくて、職員、機会を見つけて全員で駐屯地の現況を確認する、訪問するというだけでも、一つの50年のけじめとして事業になるのではないかなというふうに思いますので、その辺もあわせてご検討いただければ幸いでございます。
それから、これは3月の議会の質問の中でもありました職員の定住策の話でした。職員の村内への定住ということで、これは住む方の自由というか、判断でというふうなご答弁がございましたけれども、自衛隊の隊員、あそこに約1,600名いるわけなのですけれども、そのうちの500名ほどは営内、それから300名ほどが滝沢に住んでいるというふうに伺っております。その定住者の住めるところをふやしたら、もう少しいろんな意味で滝沢に恩恵があずかるのではないかなというふうに思うわけでございますが、何かそういうふうな定住向上策とか、検討されたことはありませんか。
〇議長(角掛邦彦君)質問の途中ではございましたが、時間になりましたので、答弁の方はございません。
以上をもちまして7番遠藤秀鬼君の一般質問を終結いたします。
〔17番西村繁君退席退場午後零時15分〕
〇議長(角掛邦彦君)13時まで休憩いたします。
休憩(午後零時15分)

再開(午後1時00分)
〇議長(角掛邦彦君)休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、3番佐藤澄子君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)議席番号3番、春緑クラブの佐藤澄子でございます。よろしくお願いいたします。
子供たちの豊かな育ちを応援していくために、第5次総合計画に対しては子供の将来を見据えた計画がもっと広い視野で考慮され、取り組まれるべきととらえております。今の時代だからこそ、子供の将来を守るために私たち大人は何をしなければならないのかを明確にして、実践していくことが求められていると認識しております。滝沢村の子供たちはこんなふうに育ってほしい、育てたい、守りたいという気持ちを込めた姿勢が必要と考えます。そこで、私は今後村長施政方針と総合計画の関連について、より深く考察し、子供の目線を大切にした提案をしていきたいと考えておりますので、村長施政方針について次の質問をさせていただきます。
子供の目線に立った子供の将来像についてということで、六つの質問をいたします。一つは、将来、未来という表現がございました。それを何年先に見据えておりますか。
二つ目は、子供という範囲をどのようにとらえておりますか。
三つ目は、将来の子供に対してはぐくんであげたいことを具体的にお聞かせください。
四つ目は、次代を担う人とはどのような姿をとらえておりますか。
五つ目は、地域は地域のみんなでつくるという総合計画の基本的な考え方の中に、子供の参加は今後どのように位置づけられていくべきとお考えでしょうか。
最後、六つ目でございます。子育てしやすいまちをつくことについてという中で、重要課題として未来をつくる子供たちが人生の中で夢を描き続ける社会を挙げておりますが、この要因となるものを具体的にお聞かせください。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)佐藤澄子議員の質問にお答えいたします。
子供の目線に立った子供の将来像についてのご質問でありますが、私の方からは最後の6番目となります子育てしやすいまちをつくることについてをお答えいたします。子育てしやすいまちと申しましても、その主役である子供たちにとって優しさがどうあるべきかを社会全体で考えることが大切であると思っております。また、親が家庭や地域などにおいて健やかな子供を育てることができる環境づくりが重要であるとも考えております。村といたしましては、子育てしやすいまちの実現に向けて、次世代育成支援滝沢村行動計画に沿って各種施策を着実に推進してまいります。具体的には、制度改正によります児童手当の拡充や乳幼児等の医療給付、保育料の軽減、子育て支援センター事業などを継続実施するとともに、ファミリーサポートセンターを設置し、地域で支え合う子育て環境の構築に努め、子育て家庭への支援を地域や関係機関とともに行ってまいりたいと考えております。
〇教育長(盛川通正君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)盛川教育長。
〇教育長(盛川通正君)私からは、将来、未来を何年先に見据えているかについてのご質問にお答えします。
第5次滝沢村総合計画の前期基本計画は、平成17年度から平成21年度までの5カ年の計画でありますが、教育という観点から考えますと、将来、未来は10年後、20年後、さらにその先を見据えて取り組むことが重要と考えております。
次に、子供という範囲をどのようにとらえているかについてのご質問にお答えします。乳児、幼児、児童、生徒、大学生など、子供の範囲につきましては、法律、分野によりさまざまであると考えておりますが、教育委員会といたしましては学校教育課で所管する幼稚園、小中学校で教育を受けている子供たちを指している場合が多いと認識しております。なお、子供を区別してあらわす必要がある場合には、幼稚園や保育園に通っている子供は幼児、小学校に通っている子供は児童、中学校や高等学校等に通っている子供たちは生徒と呼んでおります。
次に、子供に対してはぐくんであげたいことについてのご質問にお答えします。教育、特に義務教育の目的は、一人一人の国民の人格の形成と国家、社会の形成者の育成の2点でありまして、このことはいかに時代が変わろうとも普遍的なものと考えております。子供が人格の形成とともにみずからの頭で考え、行動していくことができる自立した個人として成長しながら、変化の激しい社会を心豊かにたくましく生き抜いていくことができるものと考えております。また、子供は国家、社会の形成者としての資質を身につけることにより、それぞれの分野で存分に知恵や能力を発揮し、変動の激しいこれからの時代において民主的、平和的な国家、社会の実現に貢献できるものと考えております。したがいまして、人格の形成と国家、社会の形成者としての子供に対してはぐくんであげたいことは、本村の学校教育目標、「明るくかしこくたくましい子ども」の育成に集約されているものと考えており、具体的には豊かな心を持ち、人間としてよりよく生きようとしている子供、物事を深く考え、真理を追求する子供、健康や安全に気を配り、たくましい気力、体力を持つ子供、こういう子供を育成していくことであると考えております。
世界、日本、岩手県、そして滝沢村など、それぞれ活躍の舞台は異なり、その職業など活躍する分野は多様でありますが、子供たちが将来自分が希望する分野で自分が持っている力を発揮して社会に貢献するとともに、生きる意味を実感しながら充実した幸せな人生を歩んでほしいと願っておるものでございます。そのためには、学校は知、徳、体のバランスのとれた教育を提供し、安心し、信頼して子供を託すことができる場でなければならないと認識しております。
次に、次代を担う人とはどのような姿かについてのご質問にお答えします。次代を担う人の具体的な姿としては、一つには個人として自立し、それぞれの個性を伸ばし、その可能性を開花させること、そしてどのような道に進んでもみずからの人生を幸せに送ることができる国民としての人格が形成された姿であると考えます。次代を担う人の具体的な姿のもう一つとしては、これからの社会のあり方は、それを担う人材によって決定されると言っても過言ではないことから、文化、政治、経済、科学、技術など、あらゆる面において活躍することができる国家、社会の形成者としての資質を身につけた姿であります。こうした姿を義務教育の目的に照らしてみますと、学校は知、徳、体のバランスのとれた質の高い教育を提供しなければならないと考えております。
次に、地域は地域のみんなでつくるという第5次総合計画の基本的な考え方の中における子供の参加の位置づけについて、ご質問にお答えいたします。近年我が国の教育を取り巻く社会環境は、倫理観、使命感の希薄化による規範意識、道徳心、自立心の低下、さらには家庭や地域の教育力の低下など、大きく変化しており、子供たちの安全確保、いじめ問題、学力の低下など、多くの課題が指摘されております。このことは、本村に無縁であるとは言い切れず、子供の教育は学校のみならず地域の方々や保護者の皆様のご協力をいただきながら地域ぐるみで行うことが有効であり、必要なことと考えております。本村においては、既に地域の皆様のボランティアにより子供たちの登下校の安全を守るスクールガードの取り組み、地域の大学生の協力によるラーニングサポートプロジェクト事業、地域の教員OB等の人材を活用した放課後マイスタディー支援事業などを展開し、地域ぐるみで行う教育の充実に努めているところであります。現在学校教育への地域の協力を求めることにとどまらず、生活科、総合的な学習の時間、特別活動等において児童生徒がボランティア教育、福祉教育、環境教育等の一環として、地域で体験する学習などを行っております。また、村内各小中学校に教育振興運動実践区を置き、児童生徒の地域行事や清掃活動等の奉仕活動への参加を奨励し、ある学校においては「地域活動に中学生の力」を合い言葉に、中学生の参加を働きかけております。児童生徒は次代の担い手であることから、今後とも地域の一員として活動が活性化されますよう、家庭、地域と連携しながら推進してまいります。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)ご丁寧なお答えをありがとうございました。それでは、ただいまより再質問をさせていただきます。
3番に掲げておりました将来の子供に対してはぐくんであげたいことについてでございます。お答えの中に、子供が人格の形成とともにみずからの頭で考え、行動していくことができる自立した個人として成長しながらという表現がございます。ここの自立という部分をもう少し具体的にお話をいただきたいと思います。ご質問いたします。
〇教育長(盛川通正君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)盛川教育長。
〇教育長(盛川通正君)自立といいますと、いろんな学習の中で自分で考えて行動できる、そういう形、姿と考えております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)書いてあったとおりでございますね。私は、この自立という部分は子供にとってとても大切なものだと感じております。私が以前仕事をしておりましたジョブカフェいわてという若者の就職支援という中で、キャリアカウンセラーの仕事を通して自立という部分を特に強く感じさせられた部分がございます。その中で、現在経済産業省の方から社会人基礎力というものを自立の準備段階の中で大事に考えていこうと、キャリア教育の一つにも取り上げていこうという形で、企業で、また若者の就職支援活動の中で特にうたわれてきておりますけれども、その社会人基礎力につなげた部分での自立というところのお話、あとお考えをお聞きしたいと思います。
〇教育長(盛川通正君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)盛川教育長。
〇教育長(盛川通正君)その内容については、目を通してはおらないわけでございますけれども、自立そのものを学校教育あるいは家庭教育でとらえますと、教育は学校教育だけではないと。したがいまして、幼児、生まれたときからのそういう中で身についたり、あるいは教育を受け、そして考える力なり、あるいは行動する力がついてくるものと考えております。したがいまして、キャリア教育そのものについては、当然今国で言っているとおりなわけでございますが、さらにもう一つ踏み込んで考えてくると、家庭での教育、あるいは地域での教育と、そういうものもあわせながら、この自立あるいは社会に出てからの自立ということを考えていけばいいのではないかというように思っております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)私がお話しさせていただきました社会人基礎力というものは、経済産業省で出しております、今パンフレットもこのような形できちんと出ておりますが、子供が自立して親元から離れていくという場面は、仕事を持つという部分ではないかなというところなのですけれども、その仕事を持つために企業ではどのような人材が求められているかという、そういったアンケートの部分から抽出されてきた社会人としてのあるべき姿というものが掲げられているものなのですけれども、それの中に三つ必要な力が挙がっております。一つは、前に踏み出す力、アクションでございます。一歩前に踏み出して、失敗しても粘り強く取り組む力でございます。そして、二つ目は考え抜く力、シンキングです。疑問を持ち、考え抜く力。三つ目がチームで働く力、チームワーク。多様な人とともに目標に向けて協力する力。これは、実は社会人基礎力として出てはおりますが、一個人が生活していく上でもとても大事な力ではないかなと私は感じております。子供たちの自立という部分を目の前に掲げたときに、この三つの基礎力も重要に考えていかなければならない部分ではないかなととらえております。そこでの先ほどの質問でございました。
ただいまのこの三つの力を含めてお話を関連させて質問させていただきますが、先ほど豊かな心を持ち、人間としてよりよく生きようとしている子供ということで、「明るくかしこくたくましい子ども」の育成に集約されると考えている具体的な部分を三つ出していただいておりました。この三つについても、私は今お話をいたしました社会人基礎力にもつながる部分ではないかなと思っております。この社会人基礎力、また人格の形成と国家、社会の形成者として、子供に対してはぐくんであげたいことの三つのポイントの部分でもう一度改めて考えていただきまして、この要素を地域の中に地域のみんなで取り上げていくという視点で考えていった場合に、具体的に現在行われている事業や政策がございましたらば、教えてください。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)子供たちが地域の中で主体的に取り組んでいく、その結果やはりその力がついていくということだろうと思っております。先ほど教育長の方の答弁の中で教育振興運動のことについてお話し申し上げました。小学校、中学校、それぞれの実践区でもって、それぞれの地域課題に沿った形で活動しております。大きなテーマとしては、今心を育てようということで、読書活動を中心としながら、それぞれの地域に応じた形で事業を展開していただいております。その事業については、例えば地域でもって中学生が自主的に防犯活動に取り組みたいとか、それから地域の清掃活動とか、いろんな点、自分たちで決めて、そして自分たちで行動すると。そして、それを実は年に1回実践例の発表会がございますが、そういう中で何カ所かの実践区でもって発表していただきながら、それをなるべくいろんな地域に展開できればいいなというふうな形で取り組んでいるというところでございます。また、小学校についてもそれぞれの子供会が、今95の地域の子供会があります。できるだけ子供たちが主体的に、自分たちの考え方で、安全とかいろんな面では保護者の方に配慮していただかなければなりませんけれども、自分たちが主体的に取り組むことができるようにということで、例えば指導者の講習をするとか、それからいろいろな事業にそれぞれ村の子供会育成会の役員の方とか、それから指導者協議会という組織がございます。指導者の組織がございますが、そういう方々にお願いして指導していただくとか、そういう地域社会の中でいろんな自主的、主体的な取り組みができるように、我々としてもいろいろなプログラムを用意しながら取り組んでいるところでございます。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)では、ただいまの取り組みのお話をいただきました中で、特に子供たちに対してこの経験はよかったなと思うような事業がございましたらば、ご紹介をお願いいたします。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)取り組んで間もないのですが、実は去年教育振興運動、中学校の実践区を初めてつくるということで、中学生と大人の対話集会をやりました。中学生、各学校から四、五名ずつ出ていただきまして、そして大人の方も一緒になってその実践例を聞きながら、お互いに意見交換をする場をつくってみました。そういう中で、中学生も自信を持って自分たちの意見、思っていることを発表する、大人の方々もそれに対して質問をするとか、そういう形でやったということが非常にお互いに理解するということにはいい体験になったのかなというふうに思っておりますし、そういうことを通じて期待されていると。地域でもって、先ほども教育長がお話の中で、中学生の力を地域にというふうなもとで活動しているところがあるという紹介をさせていただきましたけれども、地域の中で中学生が期待されていると、そうするとやっぱり自分たちも一生懸命頑張ろうというふうな意欲もわいてくるのではないかなというふうに思っておりますので、そういうことの一つ一つがやはり子供たちにとって大事なことになるのかなというふうに思っておりました。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)例えばその一度おやりになりましたそういった事業に関して、継続的な部分ではどのような展開がされておりますでしょうか。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)子供会の場合は、指導者の方なり保護者の方がかわるということで、なかなか活動のレベルと申しましょうか、期待度というのを高めていくというのは非常に難しい部分があるとは思っておりますが、例えば教育振興運動の場合ですと、それぞれ実践区ごとに評価をして、評価なり課題というものを出していただきまして、それをどのようにして次年度以降に改善していくかというふうなことについては、教育振興運動のプログラムの中でそういう評価なり改善するというふうな機能もございますので、村全体での評価改善とか、それから実践区ごとの評価改善についてのプログラムがございますので、そういう中で当然評価なり見直しというものが進められていくというふうに思っております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)お答えの方、教育的な部分からお答えをたくさんいただきまして、ありがとうございました。
それでは、もう一つ、3番の将来の子供に対してはぐくんであげたいことの再質問でございますが、ただいま教育的な分野からのお話、次には福祉的な部分からの質問もさせていただきたいと思います。保育所、幼稚園、学童クラブも入りますでしょうか、その3点につきまして、将来の子供に対してはぐくんであげたいこと、この内容についてご質問をさせていただきます。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)保育所につきましては、ゼロ歳児から6歳児までという段階で入りますので、その時々の年齢に応じた生活の仕方なりを提供させていただいておりますし、既に佐藤議員ご存じのように、年齢間を超えた交流もしながら、少しずつ人格を形成するためのものだというふうに思っておりますが、その後の学童保育クラブにつきましては、日中の親の不在の家庭のお子さんのための、いわゆる普通の生活の場という形で位置づけておりますので、その中で子供たち同士で過ごす時間をどんな形で持つかも含めまして、共同の生活の場となるような形で展開しているものというふうに考えております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)学童クラブに関しましては、生活の場でもあると思いますけれども、教育的な分野では、先ほどお答えいただいたようにたくさんいろいろな目標や、それから考え方が羅列されておりますけれども、学童クラブという部分に関しましても福祉的な部分と教育的な部分と、どちらにもかかわってくるところがあるのではないかなと思います。また、先ほどのお話で、生活が主体とというお話をされておりましたが、その中で生活が主体であれば、学童クラブで例えば掲げている、私が質問しておるはぐくんであげたいことだけでもよろしいですので、そういった部分を村内統一して持たれているのか、また各学童クラブごとに持たれて、計画を立てて進めていらっしゃるのかどうか、そこを質問いたします。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)現在本村に12カ所ほどの学童保育クラブがあるわけですが、基本的には各学童保育クラブの運営の考え方に沿ってやっているというふうに記憶いたしておりますし、先ほど生活の場と申し上げましたが、基本的には学童保育クラブは生活の場でございますので、教育の場とは若干違うというふうに考えておりますが、私も実際現場をお伺いした際には、自主的に皆さんで子供たちが中心になって宿題をやったりとか、あるいはお互いに教え合ったりとかという部分もありましたが、基本的には生活の場というふうにとらえております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)生活の場といいましても、やはり子供たちを預かっているわけですから、目標やねらいなどあるべきと思いますが、もしそういったものをお持ちの学童クラブがございましたら、その内容の紹介を質問いたします。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)手持ちに現在各学童保育クラブさんのそういうねらいというものは持っておりませんが、明るく元気にたくましくというのはそのとおりだと思いますし、さらに仲よくも含めて生活しましょうというのが目標になっているというふうに認識いたしております。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)わかりました。ありがとうございます。
それでは、5番に掲げました地域は地域のみんなでつくるという部分の再質問をさせていただきます。私が総合計画の中で子供たちの参加の内容をいろいろ見させていただきましたけれども、かなり子供の参加型の内容が少ないのではないかなととらえておりました。先ほど3番の将来の子供に対してはぐくんであげたいことという中にも、地域に出ていっての子供たちのかかわりや主体性、自立という部分をとても重要視されていた部分が記憶に残っております。そういった意味も含めて、子供たちの地域は地域のみんなでつくるへの参加のあり方、この参加の仕方を今後どのようにもっと反映させていきたいと思っているのかご質問いたします。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)今は、先ほど申し上げましたとおり、教育振興運動なり、子供会活動というような形での支援が中心なわけですが、今村内で3カ所、子供の居場所という形の中で、放課後の一定時間について子供たちにいろんな安全の場とか、それから趣味の場と申しましょうか、子供たちの取り組みを支援するという形で今取り組んでいるわけですが、これをできるだけ多くの小学校で実践できるようにしたいなというふうな思いはございます。ただ、いかんせん地域の方々の協力なくしては、やはりできない事業でございます。子供たちをほとんど少ない予算の中で、一定の限られた予算の中で運営するという形になりますので、そういたしますと地域の皆さんの協力と申しますか、側面的ないろんな協力がなければできないと思っておりますし、それを今後は大きな小学校にはぜひとも設置したいなというふうに思っておりました。その中で、文科省の方でも示しているわけですが、例えば放課後の学習支援の関係とか、それから子供たちの遊びであったり、それから趣味といいますでしょうか、子供たちのいろんな考えを反映させながら事業展開するというような場面もございますので、できるだけそういう形でそういう方に我々も力を入れていきたいというふうに考えておりました。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)それでは、村長に質問させていただきます。
この地域は地域のみんなでつくるという子供の参加の部分で、ただいまのお答えの方はよくわかりましたが、農業が元気なまちづくりと、それから元気に暮らせるまちづくり、安全で安心したまちづくりという三つの項目のご提案の中に、子供たちの参加が可能であればどのような形で参加ができるのか、現在お考えでいる部分をご質問させていただきます。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)子供をどういう年齢層とか、そういったことでとらえるかということによって、先ほど教育長が申しましたとおり、見方あるいは対応の仕方が変わってくると思っています。事小学生のこと、あるいは幼児、あるいは生徒ということに関してくれば、これは教育委員会の分野でありまして、教育委員会と村長部局というのはそれぞれ独立しておりましたので、私の方からそのことについて指示を出したりというのは、これはちょっと筋が違ってくるのかなというふうにまず考えております。あくまでも教育委員会というのは独立した機関で、子供に対していろいろな施策をやっていくのは、あくまでも教育委員会の分野だということを前提にしながら、ただサポートという意味では、スクールガードとか、さまざまな取り組みをしておりました。そういう中において、地域の事に子供たちがどういう参加をするかというのは、それぞれの地域でお祭りとか、さまざまな分野において参加を呼びかけながらやっているものというふうに私は理解しておりまして、そういう中で例えば事安全安心とか、農業分野とかということについては、また私の方では特にどうするという考えは、実は持っておりません。そういうことでご理解をお願いします。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)わかりました。実は、日曜日に消防演習がございまして、私も参加させていただいたのですけれども、地域は地域のみんなでつくるという部分がどうしても大人だけの世界で動いているような気がいたしております。私は、ここの質問をさせていただいた部分で、もっと子供たちが参加していくべきではないかなというところで質問させていただいておりますが、その消防演習のところでかわいい保育園の子供たちがミニポンプ操法をやってくださいました。そして、演技もしてくれました。かわいい声で、村長さんの前で火の用心の誓いの言葉も語ってくれました。そのように、保育園で培っている地域に対しての心意気、気持ちというものを、あの部分では小さい子供たちがいろいろ感じ、体験して、村を守っていくという、そんなところにも気づいた部分があるのではないかなと感じております。そういった中で、この地域は地域のみんなでつくるという部分に、大人だけの世界で考えていくのではなく、子供たちも参加して意見を出したり、そして一緒にやってみたり、大人の動いているのも見てみたりということで参加していくということを考えたときに、消防演習の幼年消防隊はどうして小学校にないのだろう、中学校にもないのだろうと、このような活動がもっと広がっていくといいのになということを感じました。そのような連携というものが、ここで打ち出している地域は地域のみんなでつくるという部分ではないかなと私はとらえております。その中で、子供の参加というところをぜひ今後考えていってほしいという私の強い思いを込めながら、この質問をさせていただいております。村長のお答えがなかったようですので、では改めて教育長の方に質問をさせていただきます。先ほどお答えいただきましたいろいろな内容を含めまして、農業が元気なまちづくりに関して、また元気に暮らせるまちづくり、安全で安心したまちづくりに子供たちが今までと違った形で地域の方々に参加していくのであれば、どのような参加の仕方が考えられるかご質問させていただきます。
〇教育長(盛川通正君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)盛川教育長。
〇教育長(盛川通正君)ただいまの質問の意図は、小学生、中学生において、地域への参加のあり方といいますか、具体的にと、そういうことかと思いますけれども、小学校、中学校、それぞれいろんな形の中で教育活動が行われておるわけでございます。その中で、形として参加するという場合もあるでしょう。それから、学習の中でそういうことを学ぶと、そういう形もあるかと思います。発達段階といいますか、あるいは活動状況から小学生、中学生の活動を見ますと、中学校におかれましては部活動とかいろんな多岐にわたっておると。そういう中で、具体的に地域ということになると、非常に時間的な問題もあるかというふうに認識しておるわけですし、と同時に小学校の場合はいろんな形で、例えば地域の行事に参加しておるということも事実なわけでございます。ですから、先ほどお話ししたように、具体的にできるものと、それから間接的に、あるいは将来そういう形であらわせるような、そういう学習をするということも大事ではないかと、そのように考えております。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)具体的な部分について、私の方からお答えさせていただきます。
例えば農業に関してですが、総合的な時間の中で、例えばソバづくりを、ソバを植えて、そしてそばを食べるまでの取り組みをやっている学校もございますし、それからリンゴ博士をつくるとか、稲づくりの博士をつくろうなんていう形の中で、総合的な学習の中でそういう形で取り組んでおります。ですから、一緒に農家の方々といろんな話をして、農業の楽しさとか辛さといいますか、そういうものも子供たちは体験しておりますし、防火活動の話しなさいましたけれども、夜に火の用心と夜回りをやっている、子供会の中でそういう活動をしているところもございますし、また安全ということでは、ご承知のとおり今はスクールガード、300名を超える方々が子供たちの登下校の安全を見守っていただいておりますが、こういう方々、学校によっては子供たちと一緒になって、安全面だけではなくて、子供たちと交流するとか、そういう形をとることによって、子供たちの安全という意識を高めていくと、そういうようなことも個々には実施いたしております。ちょっと今手持ちの資料ないのですが、そのほかに自然環境といいましょうか、自然の環境の関係とか、それからリサイクルの関係とか、それぞれ分野、分野で実施いたしております。教育委員会とすれば、子供会でこういうのに取り組んだらということはできるかもしれませんが、あれをやれ、これをやれということではなくて、やはりその地域、地域に応じたふさわしい活動をしていただくことを支援して、できればいいのかなというふうに思っておるところでございます。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)ありがとうございます。
それでは、6番の人生の中で夢を描き続けられる社会という部分の再質問をさせていただきます。この部分につきましては、村長よりお答えをいただいております。改めて再質問を村長にさせていただきたいと思います。子供たちの夢というものは、目に見えないものであるとは思いますけれども、その夢を受けとめていくということもとても大事な項目の一つではないかなととらえております。その受けとめていくために、今後どのような展開をお考えであるかご質問いたします。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)子供たちが夢を持ち続けるということは、大変重要なことでありますし、またそれは大人であっても同じことだと思います。私は村長になるに当たって、豊かさを実感できる、そういう村にしたいというふうに話してまいりました。そのことをやるためには、一つ一つの政策についても、あるいは今後やろうとする計画等、これらを情報発信して、そして理解していただかなければ、そのことが見えてこないだろうというふうに考えております。したがって、一つ一つの政策について、住民一人一人に説明するということは、これは不可能に近いことでありますので、ただ全体としてこういう思いを持って村政運営に当たっている、あるいは子供たちに対してはこういう施策を行っていますと。ただ、今の財政状況の中でできるのはこれが精いっぱいのところですというような話もしていかなければならない。そして、本当に滝沢村が滝沢村として存在し続けられるのかと、そのことについても私は責任を持っていかなければならないだろうなと。ただ、今の状況でいくと、では何年先までそれが可能かというと、私は今時点では3年先の見通ししかついていないというのが現状です。それを少しでも長く滝沢村が存在し続けられるように行政運営をしていかなければならないと、そういうふうに思っています。
〇3番(佐藤澄子君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)3番佐藤澄子君。
〇3番(佐藤澄子君)ありがとうございます。子供たちの夢というのは、村長がおっしゃられるようにすごく大事なことと思います。滝沢村がこうだったらいいなとか、滝沢村の自然がいつもこうだったらいいな、あとは食べ物もいつも新鮮なものがあるといいなとか、大きくなったらこんな人間になりたいとか、こんな仕事をしたいとか、いろいろな夢があると思います。しかし、ここに文章で掲げるだけではなく、村長みずから子供たちとの会話の中でそういった夢を聞いてみるということも大事だと思いますし、またその夢が実現されるために姿勢の方に具体的に反映されるということも大事ではないかなと考えております。そういった思いがあって、ここの質問の方をさせていただいておりました。
もう一つご質問をさせていただきます。これを最後の質問といたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。基本構想にございます将来像、パンフレットにはここに記載されております。この将来像の文面を小学校1年生に伝える場合、どのように詳しくかみ砕いてお話をしたらよろしいのか、この部分につきまして具体的に小学校1年生への回答の仕方でお話をちょうだいし、質問を終わらせていただきます。
〇経営企画部長(主浜照風君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)主浜経営企画部長。
〇経営企画部長(主浜照風君)子供を導く、あるいは将来に向けて育てる、はぐくむというのは、私ども大人の責任でございます。この基本構想につきましては、確かに子供も含めた内容ではありますけれども、これを実現し、その子供たちに十分一緒になってやっていく、あるいは将来をはぐくむという観点からいきますと、まず地域住民なり村民が理解するということが先決でございまして、そのための努力を我々はしなければならないと思っております。その中で、滝沢村はどうであるのかということを逆に私どもで導くということが必要だと思いますので、これ自体についての説明というよりも、むしろ子供たちを育てるという観点の中で、この総合計画というものを100分の1でも、少しでも理解していただくといいますか、それを理解しながら育て上げるということが大事だというふうに思っております。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)昨日の高橋盛佳議員からのご提案もありまして、小中学生との対話集会的なことをやったらいいのでないかというお話がありました。きょうまた佐藤澄子議員からもそういうお話がありまして、実は果たしてどのぐらいの応募が来るかといいますか、どういう話が来るかというのがまだ見えておりません。どんどん出てはいきたいのですけれども、例えば小学校、中学校といっても、全部で12校ありますし、あるいは保育園という話になると、さらにまた数はふえてくるという、そこを1カ所ずつ歩いても大変な日数かかるということで、ぜひそういう機会はつくりたいとは思っていますけれども、それを全部の子供たちに対応できるかというと、なかなかそれは難しいのかなと。ただ、私の気持ちとすれば、できるだけどこにでも出向いていきたいと、ただ余り外にばかり出て歩いて役場を留守にしていますと、これも問題ありますので、月に四、五回程度をそういうのに充てて、そしてそれを今回は2月までですけれども、当然行き渡らない部分については来年度以降もこういうことを続けていきたいなというふうに思っていました。
〇議長(角掛邦彦君)これをもって3番佐藤澄子君の一般質問を終結いたします。
14時10分まで休憩いたします。
休憩(午後1時55分)

再開(午後2時10分)
〇議長(角掛邦彦君)休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、14番山谷仁君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)議席番号14番山谷仁でございます。通告に従いまして、質問を順次してまいります。
質問の前に、4月、我が地域で火災が発生し、1人が亡くなりました。分団の方々、そして消防関係の方々、役場の関係部署の方々に深く敬意を表し、またこの場をかりて御礼を申し上げます。
村有財産の有効活用について、住民の生活環境整備についてを質問いたします。戦後これまで国家不信、人間不信、公務員の怠惰な実態を実感したことがあるでしょうか。社会保険庁事務、年金不明5,000万件という膨大な数、福祉の柱として始まった介護保険制度における不正受給や法逃れ、警察官の汚職、腐敗、国家公務員の税金を食い物にする天下り、保険金の未払い、食品偽装問題など、企業モラルの欠如などが大きな社会問題になっております。これから3年間で14兆円予算を削減するといった安倍首相の方針も、社会保険庁問題でどこかに飛散し、財政をさらに圧迫する機運であります。我が国の財政と地方財政計画の見通しについて、総務省は国、地方を合わせた長期債務残高が平成18年度末で対GDP比150%程度の800兆程度となる見込みであり、主要先進国中最悪の水準となっている。2011年度には国、地方を合わせた基礎的財政収支を黒字化にしたいとし、各分野の歳出改革の具体化を図っており、平成19年度地方財政対策においては一部に財源余剰があると言われているが、地方には依然として巨額の財源不足が生じており、財政制度審議会で取りざたされている地方交付税特別減額は行わないこととし、地方財政は基本方針2006に沿った歳出の抑制、地方税の大幅増収、交付税の法的率分の堅持、交付税特別会計借入金の償還開始など、地方財政の健全化へ向けて大きく踏み出すことになっております。しかし、地方財政の現状はこれだけ歳出削減、抑制を続けてきても、単年度で4兆円の財源不足が生じ、平成19年度の財政運営に当たっては、特に地方税財源の問題について地方みずからが将来の地方財政を考え、どのように住民と向き合うかが問われていると結んでおります。また、岩手県におきましては、平成18年度末県債残高1兆3,877億円に達し、平成19年度予算においては政策的経費に充てる自由度がかなり狭まると憂慮されております。我が滝沢村においても、普通建設にあてがえる予算は8億程度にすぎず、財調は7億5,000万円程度、村債残高180億円と、まさに健全財政を一層明確にしていかなくてはならない状況であると考えられます。以下、具体的に質問をいたします。
このような状況の中、お山の湯などに見られるように、昨年度末決算、歳入1,418万4,000円、歳出4,826万2,000円、19年度当初予算においては歳入57万7,000円、歳出2,582万円と、指定管理者制度を導入しても、なお村が多額の財政支出をしなくてはならない施設があります。また、年間200万円程度の管理費を要するIGR銀河鉄道巣子駅など、委託料が必要となるもの、また一部の住宅地などに遊休地などが見られます。このように、多額の委託料負担を強いられる施設や未利用の土地などは、村内にどれだけあるのか。
財政が厳しい折、その負担や未利用の財産をどのように認識をしているのか。
前述のように、財政の健全化が求められる中、その有効活用をどのように考えているのか。
その活用に関しては、住民の意見を聞くことも考えられます。村有財産、普通財産と言われるものに関し、有効的に活用し、将来の資産となる事業に投資をすることなども考えられますが、村の将来を見据えた事業投資をどのように考えているのかをお聞きいたします。
次に、住民の生活基盤整備についてであります。生活基盤と協働について、興味深い論評をご紹介いたします。神野直彦東大教授が分権と格差と題して、次のように述べております。これほどまでに欲望が解き放たれ、消費の狂宴が繰り広げられる一方で、勤勉に働き、つつましく生活しているのに、これほどまでに悲惨な生活を強いられる時代があっただろうか。それもこれも地方分権改革の点を失ったからである。物事には、位置だけを示す点がある。妥協なく生きていくことは困難だけれども、妥協は点を失わない限りにおいて行うものであり、点を失う妥協はもはや妥協ではない。平成5年に国会が地方分権の推進に関する決議をし、ゆとりと豊かさを実感できる社会を実現するためには、成長優先の政策から生活重視の政策へ転換、これが必要となる。生活重視となれば、生活に身近な地方公共団体の果たすべき役割に国民の強い期待が高まるため、地方分権を推進しなければならないと考えられていました。しかし、国会決議に始まった地方分権改革を振り返ってみますと、先ほど言いました点が失われ、地方分権改革が国の財政収支への帳じり合わせの口実とされたからにほかなりません。また、成長優先の政策から生活重視の政策への転換が実現せず、成長優先の政策が追い求められ、医療、社会保障が主要国より後退し、所得の不平等を示すジニ係数、所得分配の不平等を示す計数であります。ジニ係数がOECD諸国の平均を下回り、また総体的貧困率は先進国で最悪のアメリカに肉迫している。政府は、こうした格差拡大を日本の高齢化が起因していると言っているが、それは日本において正規従業員の労働市場と非正規従業員の職場、パートとフルタイムというように二極化をしてしまったことが格差を規定する決定的要因だとOECDが指摘をしております。
重化学工業の時代から知的産業やサービス産業の時代になると、女性の社会的進出も強まり、家族やコミュニティの機能が縮小し、そのため地方自治体が家族やコミュニティの機能に代替する福祉、教育、医療という対人的社会サービスを提供しなければならないことになってきております。こうした家族やコミュニティの機能を代替する役割が地方自治体に追加されたからこそ、生活重視の政策への転換を図って、地方分権を推進しようとしたのであります。地方分権改革では、家族機能代替という役割拡大戦略を目指さなければならないのであると言っております。18日の一般質問中、同僚議員の指摘の低所得者における担税能力限界と一致するところがあるものと考えられます。
村内には、住民の生活道路や側溝など、生活環境、社会基盤の老朽化が進み、補修や改修が必要になっているものが多く見受けられます。また、多くの住民から改修や補修の要望が多いことも多く聞いております。社会基盤の整備は家庭生活、とりわけ女性、お年寄り、子供に大きな影響があると言われております。先般姥屋敷地区におきまして、住民協働の一つと考えられます地域住民による道路拡幅改修工事の例を聞いておりますが、その例をもとに今後受益者負担という形で村が材料提供をして受益地区住民に専門的な工事、作業、労力をお願いすることを今後描いているのか、またそれは例外で必要な補修や改修に関しては村が主体的にやっていくのか、社会基盤整備の手法についてもお伺いをいたします。もし村が材料提供で受益地区住民の労力を要求する場合、その工事に関する責任はどこが負うのか、ご所見をお伺いいたします。
以上、1回目の質問を終わります。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)山谷仁議員のご質問にお答えいたします。
初めに、村指定管理者の部分についてのご質問にお答えいたします。現在指定管理者に委託している代表的な施設といたしましては、地区コミュニティセンター、多目的研修センター、ふるさと交流館、お山の湯、村内体育施設、巣子駅複合施設等、合わせまして24施設となっており、指定管理者の数といたしましては12団体となっています。また、指定管理者に委託している金額は、平成19年度当初予算では3億1,200万円の予算計上となっております。この指定管理者制度は、従来公共的団体などに限定されていた公の施設の管理運営に関する規制を緩和し、民間事業者やNPOの参入を可能にしたものであり、民間の創意工夫やノウハウが施設の管理運営に生かされ、住民サービスの向上や管理運営の効率化が期待されるものであり、一定の管理委託費については今後も必要であると考えております。
次に、公有財産等についてでありますが、公有財産には行政財産、普通財産の土地建物、有価証券、物品等があります。行政財産につきましては、行政目的に供すべき財産であり、公の施設とならない財産については、普通財産として管理しているところであります。村で管理している普通財産の土地等につきましては、山林、宅地、原野等さまざまな形態で管理しており、それぞれの使用目的により各団体等に貸し付け等を行っている状況であります。今後財産の有効活用の観点から、普通財産となっている遊休地の実態、状況等につきましては、十分検討するとともに、まとまりのある宅地等につきましては、今後地域の皆様方の意見等をいただきながら、利用方法と処分を含めて有効活用できるよう進めてまいりたいと考えております。
次に、住民の生活環境整備についてでありますが、ご質問のありましたみちなおし事業につきましては、平成17年、18年で実施した村道洞畑鬼越線の事例を若干ご紹介させていただきます。村道洞畑鬼越線は、従来の里道として姥屋敷地区の住民の方々が長年利用していたものを昭和56年度に林道事業により現在の形に整備し、利用していただいておりましたが、当時は山の作業道として整備されたため、道幅も狭く、酪農地域である姥屋敷地区の住民の方々がトラックなどを利用して通行する場合に非常にご不便を感じていたことから、長年利用していた道路を自分たちで拡幅し、利用しやすい道路にしたいとのご要望があり、村としてもこのご要望にこたえる形で実現に至った経緯があります。このみちなおし事業につきましては、村が行う工事などに対し、地域住民の方々から労務などの提供を受ける場合と地域住民の方々が自主的に行う工事などに対し、村が資材などを支援する場合の二つのケースを想定しております。村道洞畑鬼越線の場合は、住民の方々の自主的な工事のケースであり、村では工事材料や工事機械の無償提供、従事者の損害保険掛金の負担、設計、その他のための村職員の技術支援などを実施いたしました。村が管理している村道などの管理責任につきましては、法例の規定により村が負うべきものと認識しております。例えば村道などにおける側溝の補修、改良工事に当たり、村が材料を提供するのみで特定の住民の方々に作業、労力を強いることは、当然のことながら現在は考えておりません。村道などの側溝の老朽化などによる維持修繕、改修の必要な箇所は村内全域にわたることから、短期間で解決できない状況となっており、住民の皆様にはご不便をおかけしておりますが、現在はその緊急度に応じて改修工事を実施している状況であります。今後みちなおし事業により住民の方々が修繕工事を自主的に行いたいといった申し出も想定されますが、その際は個々の状況に応じて、その工事責任や費用について個別に判断していくべきものと考えております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)再質問いたします。
けさの新聞報道にもありましたが、岩手県における遊休地の処分について、遅々として進まないという報道がなされておりました。今申し上げました住宅地等に点在をしております我々から見れば全くの遊休地で何も使われていないというところが、当局にお聞きしましたら相当数あるというふうなお話を聞いておりますが、それについて今前進の回答をいただいたわけですが、どのような手法で、あるいは行政財産というものが議会にかけて普通財産となり得るものであれば、私はどんどんかけていただきたいなというふうに思っておりますが、いかがでございましょうか。
〇経営企画部長(主浜照風君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)主浜経営企画部長。
〇経営企画部長(主浜照風君)ご質問にありました宅地等の関係につきましては、現在普通財産として、例えば例を挙げますと商工会あるいは青年の家なりみのりホーム、あるいは下鵜飼の自治振興会等々に貸し付けをいたしております。恐らくご質問の内容といたしましては、住宅地に所在する遊具等のない公園と思われる箇所ではないかと思われます。実質防火水槽等をよく埋設したりしておりますし、遊具も設置したりして公園の形もとっておるわけですけれども、そういった形のない広場としての公園がございますが、それらにつきましても行政財産として実質的には村の管理の中で活用されている部分もあると。極端な例を申しますと、豪雪の際の雪捨て場とか、そういった公共的な部分での使用の方法もあるなどしておりまして、現在それらにつきましては所管の部分で管理をしていると。普通財産につきましては、確かに宅地の状況ではないのですが、荒れ地のところも実際ございますので、それらにつきましては私どもの方でその処分について今後検討していかなければならないものというふうに考えてございます。
また、行政財産を直ちに普通財産に変えまして処分するということにつきましては、これは目的を持って行政財産といたしておりますので、十分関係部署なり、あるいはそれの活用している受益の方々等々と、受益といいますか、それは公の施設ですので、一般の方々が利用したりするわけですけれども、そういったところを見きわめながら、慎重に対応をする必要があるというふうに思っております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)大変失礼をいたしました。私が言いたいのは、住宅地におけるそういった使われていないもの、未利用のもの、そういったものがもし行政財産というふうなことになっているのであれば、あるいはそれを何らかの処分、あるいは使ってもらうという考え方で質問いたしましたので、誤解のないようにお願いをいたします。
それから、先ほど言いましたお山の湯でございますが、19年度当初予算、歳入が57万7,000円、歳出2,582万円、これは間違いないでしょうか。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)現在あそこは利用料制度になっておりますので、入場料等については村には入りませんので、五十何万がしかについては当該施設の目的外利用にかかる使用料でございます。
それから、歳出につきましては、現在の指定管理で結んでいる協定の中の金額には若干の施設の修繕費は入れておりますが、それ以外の部分について村の方で修理をするということで予算計上させていただいているものでございます。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)いわゆる差し引きをしますと二千数百万円という、これが毎年かかってくる、あるいは修繕費用を考えると、またそれにプラスされるということももちろん考えられるわけですが、この現状について、あるいは将来的にどういうふうにお考えになっておりますでしょうか。例えば考えられるのは、今指定管理者になっていただいているところ、あるいはそれ以外でも、これを運営できるのだというところもあるのではないかというふうに私どもは考えられるのですが、いかがでございましょうか。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)太田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(太田晴輝君)お山の湯に関して申し上げますれば、昨年の9月から指定管理の方に移行いたしておりまして、今年度予算のうちの歳出のうち、指定管理の予算といたしたものは2,360万7,000円になっております。しかしながら、昨年度の7カ月間の状況を見ながら、今年度の協定額につきましては2,080万というふうに、かなりの部分で削減している状況にございますので、今後将来につきましては現在の利用譲渡を含めながら、どうするというのはまだ何も考えを持っておりませんが、指定管理、一応2年7カ月の形でお願いすることにいたしておりますので、それらの状況を見ながらも、今後また考えていかなければならないというふうに思っておりますが、現在のところは費用面についても従来の一般財源の持ち出し分よりはかなり節約できておりますし、利用者についても若干でございますが回復いたしておりますので、引き続きこの状況は見きわめていきたいというふうに思っております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)ぜひその辺は、もちろん指定管理者の方々のやっている現状も見ていかなければいけないと思いますが、将来にわたっての持ち出し分というのが当然考えられるわけですから、じっくりと考えていただきたいと思います。
それに関連しまして、冒頭でも申し上げましたように、IGRの銀河鉄道巣子駅のいわゆる管理料、村の管理料が200万円ぐらいかかっているということで、これは補助を受けた関係上、簡単にはいかないと思いますが、実際の建物を見ても、あそこで何か催し物をやるということもないでしょうし、あるいはそこで歌を歌ってだれかに聞かせるということもないでしょうし、物を売るということもないわけですので、そういった管理ぐらいはIGRの今の方々、委託している方々でもできるのではないかというふうに考えられるのですが、いかがでございますか。
〇都市整備部長(及川安君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)及川都市整備部長。
〇都市整備部長(及川安君)現在の管理をお願いしている範囲内には、今おっしゃられるとおり含まれておりませんが、今後今のあちらの体制もあると思うのですけれども、その辺については具体的な項目等も挙げまして、ちょっと詰めてみたいと思っています。
以上です。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)ぜひ詰めていただきたいと思います。
次に、社会基盤整備と協働という観点から、二つ目の質問の関連で再質問いたします。先ほど東大教授がおっしゃっています自治体の役割が女性の参加、いわゆる共同参画等におきまして、これからますます地方自治体の役割が増大と多岐にわたっていくのですよと、そういうふうなことを述べておりますが、これに関して、逆行しているかもしれませんけれども、どんなふうなお考えをお持ちかお伺いしたいと思います。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)その教授の方が話していることは、一理あると思います。こういう世の中で、いろいろな多種多様なサービス、あるいは要望等が出てまいります。ただ、一方それをすべて賄い切れないというのも事実でありますので、そのことについてはやはり協働を進めるべきだろうなと。村がどこまで関与して支援していけるのかと、そういうことについて住民の方々とももっとより対話を深めながら、ともにそれについては勉強していかなければならないのではないのかなというふうに思っております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)そういう意味でも、きめ細かい、いわゆる村の住民サービス、あるいはこれから予定をしております、7月から予定をしております村長が中心になって開催されるお気軽トークですか、これらについて非常に期待をするわけですが、どうも協働という言葉がこれからなじんでいくのか、非常に心配なところもありますが、自助という言葉、公助という言葉、共助という言葉があるようであります。自助というのは、自分で自分を助けていくと、自分の身を守っていくと。それから次には、共助というのは、近隣あるいは自治会なり、そういった助け合いをしましょうと。公助というのは、いわゆる自治体の助けですね。というものがございますが、私は自助は当然でありますが、次にやはり公助、いわゆる自治体のサービス、福祉サービス、手伝いがあって、それでもできなければ、やはり共助というものをお願いしなければいけないというふうに思っております。これは、いろいろ議論をされているところでありますが、もし何かこれでお考えがあれば、お伺いをしたいと思います。
〇経営企画部長(主浜照風君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)主浜経営企画部長。
〇経営企画部長(主浜照風君)地域づくりあるいはまちづくりの中で考えますと、大きな意味も当然入ってくるわけですけれども、自助は家庭等々、単位で申し上げますとそういったところ、あるいは自分自身、自己ということになろうかと思います。共助というような言葉でございますと、それは地域であったり、それぞれのコミュニティであったりというような形、自己実現のためのサークルとか、いろいろあるわけですけれども、そういったものも含めたものもあろうかと思います。公助といいますと、かたい言い方をしますと、当然村がやるべきものということになろうかと思いますか、この村がやるべきものが非常に成長期と比べますと狭まってきているというところでございます。その中でいきますと、どうしても対応できない部分につきましては共助に頼らざるを得ないと。公助は当然あるわけですけれども、共助の方に向かわざるを得ないという状況かと思います。昨日の質問にもございましたまちづくり、あるいは協働というのはどうなのかということの議論が、我々の中でももっと住民の方々に浸透するようなことで進めなければならないというふうに思っておりますけれども、村の方といたしましては、共助というものは、公助がなし得ない部分についてはその部分で補っていただく、あるいは担っていただくというようなものだと考えております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)ぜひその点は公共の福祉、あるいは村が地域住民にサービスをできるだけ手厚く、これまでと余り変わりないような方向でやっていただければ、なお結構だと思います。
先ごろ、4月の村の報道に対する発表がございました。住民協働課長さん、それから村長さんがおいでになったからおわかりになると思いますが、その中で一つだけお聞きをしたいと思います、恐縮でございますが。住民の多様なニーズに対応していくためには、住民が住民サービスの担い手になり、課題の解決に向けて協力し合うことが質の高いサービス提供が実現できると考えていますと、ここのフレーズだけを読み上げましたが、これは私最初読んで誤植かなというふうに思ったのです。住民の多様なニーズに対応していくためには、村が住民サービスの担い手になり、課題の解決に向けて協力し合うことが質の高い提供が実現できると考えているというふうに思ったのですが、そうではないのですね。多分間違いではないと思うのですが、そこの真意はどういうことでありましょうか。協働の意味でそういうふうな文言を使ったのだと思いますが、お聞かせを願いたいと思います。
〇副村長(菅原芳彦君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)菅原副村長。
〇副村長(菅原芳彦君)実際今のお話、ご指摘を受けまして、昨日高橋盛佳議員の質問あったわけですけれども、それと共通する面があるということで、私もふと思い当たるところがありました。つまり今まで協働という言葉、それはそれで終わるものではない。地方自治の最終的な、理想的な姿というのは、住民参加であるというふうなものが最終理念としてあるということで、そもそも地方自治の主役は住民であるということで、住民が主体となって、村がそこに支援をしていくという形で、主体的な活動を住民の方にお願いして、村はそれをバックアップすると。単なる支援ではなくて、それはきちんと裏打ちされたものでなければならないと思いますけれども、そういった最終的な理想型を描いた言葉だというふうに私は認識しております。
以上です。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)その点につきましても、若干きのうの高橋盛佳議員のやりとりともちょっと違うのではないかと思うのですが、いわゆる村が提起したものに対する、それに住民が参画をしていろいろ計画をしていくと。それは、村が主体的にやって、そこに住民が参加をするというふうなことですから、住民が望んでいることを村がアドバイスして支援をしていくというのとはちょっと違うと思うのです。
それから、今具体的に聞きましたのは、住民が住民サービスの担い手になり、課題の解決に向けて協力し合うというのです。このフレーズはどうなのでしょうか。住民が住民サービスの担い手になると、私が私をサービスする担い手になるということですよね。それがちょっとまた違うのではと。それから、ガイドブックの方にはこれは書いていないのです。たまたま報道発表に書いていたので、誤植ではないかと思ったものですから、そこの真意を伺えればと思います。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)伊藤教育部長兼住民協働部長。
〇教育部長兼住民協働部長(伊藤隆雄君)ちょっと当時の資料、私ここに持ち合わせておらないわけでございますけれども、私も住民協働の方に質問が入って、立ち入ったようでございますので、ちょっと基本的な考え方だけお話し申し上げたいと思いますが、昨日の高橋議員さんとのやりとりの中で補完性の原理というふうなお話をさせていただきました。この前提となるものがやはりいろんな住民の方々の要求の多様化なりというものを踏まえて、一般論としてそういう形の中で今後の行政を運営していくに当たりまして、一つは個人の自立、それぞれが自立するということが大事ですという話をさせていただきました。二つ目として、やはり地域の自立が大事だという話をさせていただきました。そして、お互いに協働する場合においては、それぞれが対等な立場で実施していくことが大事だというお話をさせていただきました。そういう前段の中で、やはりお互いの、例えば住民から行政に来たものの中でも、やはり住民の中でなり地域の中でできるもの、個人でできなくとも、地域の中でできるものも当然あるわけであります。そういう表現の仕方なり考え方なのですが、個人でできないものを家庭、家庭でできないものは地域。そうしますと、個人も家庭もやはり住民ととらえれば、そういう今のような表現も成り立つのではないかというふうに理解いたしております。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)これは宿題にしておいていいと思いますが、今は家庭のことはみんな家庭でやって、できないところはもちろん公的なところに扶助をお願いするとかということはあるでしょうけれども、たまたまそういうふうな文言がございまして、これがそういうふうに考えているのであれば、ちょっと本末転倒の部分ではないのかなというふうに思ったものですから。これ、ございますよ。見て答弁しますか。では、答弁をお願いして終わります。
〇村長(柳村典秀君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)柳村村長。
〇村長(柳村典秀君)言葉の使い方とか、昨日の一般質問でも指摘されました。なかなか難しいわけです。実は、私自身も難しいと思っております。ただ、やはりそのことをできるだけ私はわかりやすい言葉を使って、そしてそのことによって住民の理解を深めていただくということが必要だろうなと。ただ、そこまで今現在まだ手が回らないと。したがって、ホームページなんかであらわされている行政経営理念とか、さまざまなミッションとか、いろんな言葉が出てまいります。それらについても、私はちょっと改めていきたいなと。そのことがこれから住民の方々に村がどういうことを考えているのかを理解していただいて、協力してもらうことの大前提になってくるのではないのかなというふうに思っていまして、余り言葉の言い回しに振り回されないように、気持ちとしては私は山谷さんと一緒で、協働ということは、やはり住民から出てきたものに対して行政がどれだけ支援していくかということが大前提であって、行政から協働だよといったのは押しつけになってしまうというふうに思っておりましたので、そこは一致するのではないかなというふうに思います。
〇14番(山谷仁君)議長。
〇議長(角掛邦彦君)14番山谷仁君。
〇14番(山谷仁君)一致するところで、これで終わりたいと思います。
〇議長(角掛邦彦君)これをもって14番山谷仁君の一般質問を終結いたします。

◎散会の宣告

〇議長(角掛邦彦君)以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。
本日の会議はこれをもって散会いたします。
(午後2時49分)


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